第6回
グーグル
執行役員 営業本部長 佐藤康夫氏
アドワーズは検索連動だけではない
既存メディアの広告も取り扱う

インターネットを利用していて、Googleが介在する広告に出会わない日はないと言っていいだろう。Googleで検索すれば検索連動型広告が表示され、コンテンツページでは「Ads by Google」と書かれたテキストボックス型の広告を見かける。グーグルの売り上げの99%はこうした広告収入だ。広告主にとってグーグルの広告ネットワークを利用するメリットは何か。また今後どのように進化していくのか。国内の広告営業を率いる営業本部長の佐藤康夫氏に聞いた。
(聞き手は日経ネットマーケティング編集 小林直樹)
検索連動型広告の市場が急成長しています。
佐藤 Googleは、「世界中の情報を整理して、誰もがカンタンにアクセスしやすい、利用しやすい環境をつくる」という企業ミッションに沿って、世界規模で開発、サービス提供に取り組んでいます。情報整理と言うと検索サービスが思い浮かぶかもしれませんが、広告もこのミッションに基づいたビジネスです。ネットユーザーと広告主、そして媒体をうまく結びつけて、需要側と共有側がマッチングしやすい環境をつくる。これがうまく機能するためには、表示される広告がネットユーザーから見て良い広告、役に立つ広告であること。つまり広告の品質が大事になってきます。仮にわれわれが提供している「アドワーズ広告」で検索キーワードとの関連性が低いものばかりが表示されれば、ユーザーの目に留まらない → クリックされない → 広告主側のコンバージョンが上がらない、という悪循環に陥るでしょう。この品質の向上に常に取り組んでいることが、市場の成長につながっているのだと思います。

ネットユーザーがアクティブになるほど、検索ポータルサイトよりも検索した先のページで過ごす時間が増えるように思いますが、その影響は?
佐藤 ネットユーザーの多くが、ネット利用時間の7割以上をコンテンツサイトで過ごしているという調査結果が出ています。このため広告はそちらもカバーしていく必要があります。
アドワーズ広告は検索結果ページの右サイドや上部に表示される検索連動型広告だけではありません。サイトの内容に合った広告を配信する「コンテンツターゲット広告」、広告主側が広告表示サイトを指定できる「サイトターゲット広告」があります。広告が載るサイト運営者側にとっての「アドセンス広告」ですね。Googleの広告ネットワークは、大手ポータル、メディア系サイトから個人サイト・ブログまで広範にカバーしていて、家庭ユーザーの8割以上、職場ユーザーの9割以上にリーチします。テキスト広告だけでなく、イメージ広告(バナー広告)、動画広告の表示も可能です。動画広告は、映画やDVDの予告、販促などに向くのではないかと思います。

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