Webマーケティングの近未来

ゲーム内広告の今(8)

Googleもゲーム広告に参入
TVスポットCMを超える期待も

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2007/6/22
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Googleが3月にAdScapeを買収し参入、日本市場の成長も期待

(3)Massive
 Massiveは、2004年にニューヨークで設立されたが、2006年5月にMicrosoftに買収された。代表作に「Need for Speed」(EA)や「Swat 4」(Vivendi)などがあり、EAや2K Sports、日本のコナミをはじめ、数多くのゲームメーカーがパートナーとなっている。

Massive には、広範なデータを収集する機能があり、広告主は毎日レポートを受け取る。レポートの結果によってリアルタイムにキャンペーン内容を調節することも可能だ。

ゲーム市場やゲーム内広告視聴率の調査を手がけるNielsen Interactive Entertainmentともパートナーを組んでいる。同社は、「ゲームメーカーは一つのゲームでユーザー1人当たり2ドルの収益を上げることができる」という調査結果を発表している。

(4)AdScape
 Googleは、今年3月にAdScape Mediaを2300万ドルで買収し、ゲーム内広告業界へ進出した。ダイナミック・ゲーム内広告を主体としている。今後、AdScapeの技術を通して豊富なデモグラフィックやジオ・ターゲティング情報をマーケッターへ提供していく予定である。しかし現時点では、AdScapeは、大手のEAなどのゲームメーカーとは契約をまだ結んでいないようである。

テキストベースの広告を熟知しているGoogleだが、ゲームに用いられるリッチメディアはテキストとは全く違うものだ。ゲーム内広告の経験を持たないGoogleは、軌道に乗るまでに時間がかかるだろうという予想も聞かれる。


少子化の問題で日本では疑問視されることも多いゲーム内広告だが、海外では確実に市場が拡大している。一部のターゲットに対しては、「TVスポットに取って代わるのでは」と期待する声も聞かれる。子供だけでなく、ゲーマーの高年齢化、高所得化のおかげで市場が広がり、またWiiが従来のゲーマーと異なる層を幅広く取り込んでいることから、日本でも徐々に市場が育っていくのではないかと考える。

織田 浩一

デジタルメディアストラテジーズ社代表、アドイノベーター編集長。

米シアトルを拠点とし、欧米の新広告手法・メディアテクノロジー・IT調査・コンサルティングサービス、記事執筆、講演を行っている。最近ではマーケティング・広告分野でのアルファブロガーとも言われている。コメント、質問はemail@adinnovator.comへ。ブログは、www.adinnovator.com

監修本、『テレビCM崩壊~マス広告の終焉と動き始めたマーケティング2.0』の第一部 テレビCMの問題について解説した部分がPDFで無料公開されている。
http://www.digitalmediastrategies.com/lifeafter30/TVCM.pdf

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