ゲーム内広告の今(7)
「Second Life」の実情やいかに
進み始める日本企業の活用
登録3カ月後にログインしている人は約10%
実際、CNN Money.comがLinden LabのCEO(最高経営責任者)であるPhilip Rosedale氏にインタビューを行った記事によると、登録3カ月後にログインしている人の数は登録者の10%程度であると答えている。一度試してみるが、使い方に慣れなかったり興味のあるものが見つからなかったりで、結局やめてしまうユーザーもかなり存在するようである。
ユーザーの43%が女性で、中心年齢は32歳。全体の48%が米国以外のユーザーとなっている。また今年2月の段階で、日本からの登録者が3万人程度になったといわれている。
このように登録者数が大きく伸びているものの、アクティブユーザーはまだまだ少ないというSecond Lifeではあるが、残ったアクティブユーザーは技術分野に長けた「インフルエンサー」、「アーリーアダプター」であると考えられる。またMySpace、YouTubeの成功から、次なるネットメディア環境を使えば話題の喚起につながると考える企業が押し寄せ、Second Lifeを新しいマーケティングのプラットフォームととらえて仮想店舗やオフィスを構え、話題を集めている。
例えば、ウェスティンなどのホテルチェーンを運営するStarwood Hotels and Resortsでは、新しいコンセプトのホテル「aloft」をプロトタイプとしてSecond Lifeの中に建設(写真1)。人々がどのように使うか、フィードバックをもらったり、人の流れなどを確認しているという。


仮想店舗を使ったマーケティングもいくつかの企業で試されている。例えば、Adidasは「Impossible is Nothing」のメッセージを広めるため、そして消費者とのコミュニケーションを図るために、2006年9月にSecond Life 内にプライベートアイランド(土地)を購入した。同時に、Adidasの「A3 Microride」のキャンペーンも行っている。アバダーのための「A3 Microride」を100リンデンドルで販売し、アイランド内の様々な施設で購入したシューズを試せるようになっている(写真2)。
日本企業の進出の話も徐々に聞かれ、これから盛り上がることが期待される。


デジタルメディアストラテジーズ社代表、アドイノベーター編集長。
米シアトルを拠点とし、欧米の新広告手法・メディアテクノロジー・IT調査・コンサルティングサービス、記事執筆、講演を行っている。最近ではマーケティング・広告分野でのアルファブロガーとも言われている。コメント、質問はemail@adinnovator.comへ。ブログは、www.adinnovator.com。
監修本、『テレビCM崩壊~マス広告の終焉と動き始めたマーケティング2.0』を最近発刊したばかり。その第一部 テレビCMの問題についての解説した部分がPDFで無料公開されている。
http://www.digitalmediastrategies.com/lifeafter30/TVCM.pdf
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