Webマーケティングの近未来

ゲーム内広告の今(6)

3次元仮想世界の可能性が浮き彫り
Virtual Worlds 2007

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2007/5/1
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織田 浩一

3月28日、29日にオンライン3次元仮想世界に関するイベント「Virtual Worlds 2007」が米国ニューヨークで開催され、その様子は速報でお伝えした。今回は、その2日間のカンファレンスに出席した感想をまとめてみよう。

新たな業界を形作るためのシステムが確立しつつある

新しい業界・サービス分野が出来上がる時には、それを取り巻く全体のシステムがうまく確立されていかないと、その業界・分野が成長しないことは明らかだろう。

ネット業界が生まれる時には、ISP(インターネット・サービス・プロバイダー)のようにアクセスやメールサービスを提供したり、ポータルサイトのような情報提供サービスや、それらのサイトに対してコンテンツ提供する企業や個人が出てきた。同時にネット広告代理店などが広告を販売し、ポータルサイトやコンテンツ提供者に収益をもたらした。並行してWebサイトにアクセスするためのブラウザの標準化が進み、ユーザーは下線の入ったテキストをクリックすれば、リンク先につながるということを学んでいった。

Virtual Worldsについても、そのようなシステムが出来つつある。Second Life(セカンドライフ)に代表されるプラットフォームでは、Webブラウザに当たるビューアーと3次元制作ツールを用意し、その仮想世界の中で流通する通貨を米ドルに換金する場所も提供している。服や建物、車などのデジタルグッズを作る制作者たちは自分たちの作ったものをVirtual Worlds内で販売し、それをドルに替えて生活に役立てている。

この過程で、様々なコンテンツが生まれている。さらに3次元デジタルエージェンシーとでも呼べるような企業が多数誕生しており、彼らが米国のGMやAmerican Apparel、Adidas、Reebokといった大手企業のマーケティングキャンペーンなどを展開している。そして、一般のユーザーはこれらの企業の作ったコンテンツやショッピング環境を楽しむという形だ。

Second Lifeはビューアーをオープンソースにし、多くの開発者が新しい機能を加えたり、使い勝手の悪いところを改良することが可能になった。ただでさえ難しいと思われる3次元仮想世界の操作性を上げるための試みで、これにより一般のユーザーにもVirtual Worldsが使いやすくなり、学ぶスピードが上がる可能性がある。

next: B2CだけでなくB2Bでの利用にも注目

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