Webマーケティングの近未来

ゲーム内広告の今(5)

40歳以上の女性がターゲット
米国で広がるカジュアルゲーム広告

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2007/4/11
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ユーザーが広告を選択できるBig Fish Games

カジュアルゲーム・サイトのBig Fish Gamesは、ゲームをダウンロードする際に料金をユーザーから取っているが、そのほか約200種類の無料パズルや戦略ゲームも取りそろえている(写真2)。サイトから無料ゲームをクリックすると、ゲームスポンサーのポップアップ画面が立ち上がり、ユーザーが表示させたい広告を選択できるようになっている。

写真2●表示する広告を選択できるBig Fish Gamesのゲームサイト
写真2●表示する広告を選択できるBig Fish Gamesのゲームサイト

http://www.bigfishgames.com

米調査会社のAWS Convergence Technologiesの調べによると、Big Fishユーザーの約25%が広告を選択しているという。ある日の例では、家のリフォームや料理のレシピなどのコンテンツを扱っている雑誌「Better Homes and Gardens」か、オーチャード銀行のマスターカード、ウィンドウズ・ライブ・サーチのどれかから選択できるようになっていた。どうせ見るなら、自分に関係のある広告を選択できる方がユーザーにとっても都合が良い、ということであろう。

カジュアルゲームでも始まったストリーミング広告

2006年9月に、米RealNetworksとリッチメディア広告サービスのEyeblasterが、業界で初めてカジュアルゲームにストリーミングビデオ広告を挿入し、その結果を発表した。昨年6月にテストバージョンの提供を始めて、50万人のユニークユーザーに対して150万以上のストリーミングビデオを配信した。ビデオ広告はゲームのステージ1が始まる前に流れ、その後10分おきにゲームの流れの邪魔にならないように流される。

その結果、クリックスルー率は一貫して20%を上回ったという。従来のブラウザベースの広告では2~3%ほどしかないので、新たな広告メニューとして期待されているようだ。

日本ではゲームで40歳以上の女性をターゲットにすることは想像しにくいかもしれないが、少なくとも米国では有効な手法のようだ。

織田 浩一

デジタルメディアストラテジーズ社代表、アドイノベーター編集長。

米シアトルを拠点とし、欧米の新広告手法・メディアテクノロジー・IT調査・コンサルティングサービス、記事執筆、講演を行っている。最近ではマーケティング・広告分野でのアルファブロガーとも言われている。コメント、質問はemail@adinnovator.comへ。ブログは、www.adinnovator.com

監修本、『テレビCM崩壊~マス広告の終焉と動き始めたマーケティング2.0』を最近発刊したばかり。その第一部 テレビCMの問題についての解説した部分がPDFで無料公開されている。
http://www.digitalmediastrategies.com/lifeafter30/TVCM.pdf

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