実践 ブログ・マーケティング

広告メディアとしての活用(1)

クチコミを生かす早道は
Webサービスとの連携

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2007/1/9
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便利なWebサービスを簡単に使うことができれば、ブロガーはこれを利用します。他のユーザーに伝わる可能性が1%でも上がれば、CGMの中では大きな影響力を発揮します。膨大なユーザーの“海”で情報伝達が行われるインターネットでは、小さな初期数値の差でも、のちのち大きな差に拡大する可能性があるのです。

したがって、クチコミを使った広告を考えるのであれば、ブログと連携しやすいWebサービスを利用するのが早道の一つと言えます。具体的には、動画共有サイトで広告の動画ファイルを公開するようなことは可能性があるでしょう。

Webサービスとの連携には課題も

ブログは、ニュースサイトの記事や他人のブログの文章を引用し、それに対して自分の意見やコメントを書くというスタイルで普及しました。当初はブログ上に引っ張ってこられるコンテンツはテキストにとどまっていました。それが今では画像、動画と情報量の多いコンテンツが結びつくようになりました。今後もブログはこの方向で進化していくことは間違いないでしょう。

ただし、一概に「Webサービスとの連携」と言っても、実際のサービスとして実装するには、さまざまな課題があります。Webサービスごとに仕様が異なっていることが多く、数多くのサービスと連携するには、ブログ・サービス側にも手間が生じます。例えば、トラックバックはベンダーを超えて各ブログ・サービスで採用されたので、急速に普及しました。もし各社が異なる仕様にこだわっていたら、ここまでブログが広まることはなかったかもしれません。

そこでシックス・アパートは2006年11月、米国サンフランシスコで開催された「Web 2.0 Conference」で「Open Media Profile」という仕様を提唱し、さまざまなWebサービスを連携しやすくするとともに、2006年10月に始めた新ブログ・サービス「Vox」で最初に対応していく方針を発表しました。

「Vox」は多くのWebサービスとの連携を重視し、画像・音楽・動画などを共有するのに適した新しいタイプのブログです。上で述べたように、Webサービスにとって、ブログとの連携は成長に欠かせない重要な要素となっています。もちろん、重要性はブログにとっても同様です。ブログにも、次代のWebサービスに対応できる先進性が保てているかどうかが問われ続けることになるでしょう。

関 信浩(せき・のぶひろ)

ブログ基盤のベンダー シックス・アパートの代表取締役

1969年10月東京生まれ。1994年東京大学工学部卒。1994年から2003年まで、日経BP社で編集や事業開発に従事。2002年米カーネギーメロン大学ビジネススクールで経営学修士(MBA)を取得。在学中に、ビジネスプラン・コンテストで特別賞などを受賞。 2003年12月シックス・アパート株式会社を設立し代表取締役に就任。米Six Apart Ltd. Executive Vice President & General Manager of Japanを兼務。

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