広告メディアとしての活用(1)
クチコミを生かす早道は
Webサービスとの連携
いまインターネット上で生まれつつある新しい広告モデルと、旧来の広告モデルの違いについて考えてみたいと思います。
まず、最も基本的な広告のモデルとは、たくさん人が来るところに広告を置き、多くの目に触れるようにするというものです。インターネットの世界でも、基本的にはこのモデルが用いられており、バナー広告がまさにこれです。アクセスの多い人気サイトのトップページにバナーを張っておけば、多くの目に触れることになります。中にはその広告に興味を持つ人もいるでしょう。ターゲティングという意味では、ネットは通常のメディアよりも適したメディアかもしれませんが、この手法はあくまで“従来型の広告モデル”です。
一方、CGM(消費者生成メディア)やクチコミをベースにした、インターネットの新しい広告のあり方に、いま注目が集まっています。ブログを広告に活用する場合、興味を持たれるのはこちらの利用法でしょう。
AmazonやYouTubeの“仕掛け”がブログでのクチコミを加速
この場合、ブログを使ってどのようにクチコミを生み出そうかと考えるのは、やや見当違いです。クチコミという手法そのものに注目しても、さほど意味がありません。クチコミは単なる伝達手段です。誰かに伝えたくてたまらない情報があって、はじめてクチコミは生まれます。ですから、クチコミを仕掛けるには、その手法ではなく、話題になるコンテンツ作りに注力する必要があります。人に伝えたくなる面白さや魅力を持った広告コンテンツを作ることが、クチコミ・CGMを使った広告作りの大前提となるのです。
しかし一方で、クチコミやCGMが影響力を持つようになった背景には、Webサービスとブログの連携強化があります。ここにはクチコミを手法として考える上での重要なヒントがあるはずです。
Amazon.comやAmazon.co.jpの商品情報をブログに引っ張ってきて本の表紙を載せられるようになったことで、多くのブログが本やCDのレビューを掲載するようになりました。動画共有サイト「YouTube」にアップされている動画は、YouTubeから提供されるURI(universal resource identifier)をコピー&ペーストするだけで、自分のブログ上に張り付けることができるようになりました。これらの例のように他のWebサイトで提供されているサービスがブログ上で簡単に使える状況が生まれ、クチコミは加速度と影響力を持ちました。
next: 便利なWebサービスを簡単に使うことができれば・・・
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