実践 ブログ・マーケティング

ECでの活用法(3)

Eコマース・ブログの利点は
“2号店、3号店”にあり

コメント
2006/12/25
2ページへ次のページへ

関 信浩=シックス・アパート

昨年2005年は企業がマーケティングにブログを活用することに注目が集まり、日産自動車の「TIIDAブログ」などを手始めに、さまざまな成功事例が生まれました。続く2006年は、ブログをEコマース(EC:電子商取引)に活用することに注目が集まった年だったといえるでしょう。

今回は、実際に商品が売れているECブログを取り上げて、それを事例にECブログについて考察してみたいと思います。

ブログを使い一つの商品マスターで販売チャネルを多面展開

たとえば、雑誌『モノ・マガジン』を出版するワールドフォトプレスと、アイ・アール・アイ コマース アンド テクノロジー(IRI-CT)が共同で運営するECサイト「mono ONLINE:EXPRESS(モノ・オンライン・エクスプレス)」内の「店長フジタの物欲ブログ」。ここでは、シックス・アパートのブログ・ソフトウエア「Movable Type」をベースにしたアフィリエイト型ECソリューション「ECKit for Movable Type」が導入されています。

「mono ONLINE:EXPRESS」と「店長フジタの物欲ブログ」は異なるECサイトですが、両サイトはどちらも同じ商品マスターにリンクされています。同じ商品が2つのチャネルで販売されているわけです。前者はトップページに多くの商品写真が並んでいて、サイト来訪者が商品写真をクリックすると個々の商品説明を読めるようになっています。一方、後者は店長日記として裏話や雑談が語られる読み物であり、ときおりひとつの商品にスポットを当てて薀蓄(うんちく)などが語られています。

ひとつの商品マスターで販売チャネルを多面展開できることが、ECならではの利点といえます。ひとつの商品に対して、異なる語り口で複数のサイトを作っていくことで、商品が潜在顧客の目に触れるチャンスをより増やしていくことができるのです。

もうひとつ、Movable Typeを使ったECブログの事例として、インターネット上のデリカテッセン(総菜)専門店である「Wish On Dish」を取り上げましょう。

凝った画面デザインになっていますが、よく見るとブログではおなじみの3カラムの構成を用いていることがわかります。「Wish On Dish」では毎週のように新商品が投入されます。このサイトではひとつの商品がひとつのエントリーになっているので、新商品もエントリーとして追加されていきます。購入者が実際に食べてみた感想をトラックバックやコメント欄でそのエントリーに結び付けてくれることで、クチコミの効果を期待することもできます。

こちらの事例でも、間口を広げるための工夫が施されています。一見、ブログを使った独自店舗に見えますが、それだけでなく大手ショッピングモールの「ビッダーズ」にも出店しています。入り口が違えばお店の装いも違いますが、販売する商品は同じです。これも、ひとつの商品に対して複数の間口を設けた事例といえます。

next: 市場や顧客ニーズへの即応にブログの“軽さ”が威力を発揮

2ページへ次のページへ

あなたのご意見をお聞かせください

お知らせ このサイトは移転しました。最新情報はNETMarketing Onlineで提供中!
日経BPからのおしらせ
  • 新サイトへの移行のお知らせ
    「NETMarketing Online」がスタート!

    この「NETMarketing」サイトは、新たに「NETMarketing Online」として再スタートしました。新しいサイトはこちらになります。 10月25日創刊の専門誌「日経ネットマーケティング」の読者限定サイト「NETMarketing Premium」も開設。今後の情報提供は新サイトで行っていきます。引き続きご愛顧くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
  • ネットとケータイで“売れる”仕組みを作る
    月刊専門誌「日経ネットマーケティング」
    10月25日 創刊!

    創刊記念 特別キャンペーン実施中!

    日経BP社は、企業の販売・営業、広告・宣伝を担う方々を対象にした月刊専門誌「日経ネットマーケティング」を10月25日に創刊します。実務に役立つ情報をWebサイトや年2回の「NET Marketing Forum」などと連携してご提供。ご購読は、上記ページからお申し込みください。

日経BP社の書籍購入や雑誌の定期購読は、便利な日経BP書店で。オンラインで24時間承っています。

ご案内 nikkei BPnetでは、Internet Explorer 6以降、 Safari 2以降、Opera 8以降、Netscape 8.1以降またはHTML 4.01/CSS level 1, 2をサポートしたWebブラウザでの閲覧をお勧めしております。このメッセージが表示されているサポート外のブラウザをご利用の方も、できる限り本文を読めるように配慮していますが、表示される画面デザインや動作が異なったり、画面が乱れたりする場合があります。あらかじめご了承ください。

本文へ戻る