事例リポート

MTVジャパン+バイアコム ジャパン

音楽イベントでネットとケータイをフル活用
視聴者との新たな接点を開拓

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2007/5/23
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ユーザーとアーティスト、クリエーターをつなぐ機能を強化

MTVジャパンが今後目指してゆくデジタルメディア・プロモーションとは、デジタルコンテンツならではの特徴を生かしていくことである。ほかのサイトへリンクをはってMTVジャパンのサイトへ誘引するような一般的なアプローチだけでなく、パートナーサイトにMTVジャパンが所有するコンテンツをそのまま複製して分散させ、露出を増やしながらブランド力を高める戦略も積極的に展開してくという。

例えばMTV VMAJ 2007では、MCの伊東さんと石塚さんの動画を映し出すブログパーツを配布した。ユーザーは自分のブログに特定のソースコードを張り付けることで、簡単にプレミアム性の高いMTV VMAJ 2007の動画を表示できる。

今後は、アーティストの動画を映し出すブログパーツなども配布していく計画だ。「ユーザーは、好きなアーティストに、できるだけ近づきたいという気持ちが強い。自分のブログに好きなアーティストの動画を張り付けるのは、自分の好きなアーティストのポスターを部屋に飾るのと同じ感覚と言える。つまりネット上で動画を配信し、それをユーザーへ広げていくためには、単にテレビ番組と同じ映像を用意しているだけでは意味がない」(エリソン氏)。ネット上で楽しむ必然性のある、ネット上ならではの効果的なコンテンツを提供することを重視している。

また、デジタルメディアの双方向性を活用し、映像投稿やブログなどによるユーザー参加型の企画も増やしていく方針だ。「MTVの哲学として今後も追求していきたいのは、ユーザーを見下ろさないこと。アーティストとユーザーとの壁もなく、ユーザーとクリエーターとの壁もない環境を作っていきたい」(エリソン氏)。つまり、コンテンツを一方的に発信するだけでなく、ユーザーが発信したいメッセージや表現したいクリエーティブを受け入れていく考えである。

デジタルメディアは、このようなMTVの世界観を表現していく格好の場となるはずだ。MTVジャパンのサイトは、音楽などの「エンターテインメント」を核に、ユーザーとアーティスト、そしてコンテンツを提供するクリエイターらをつなぐ機能を、今後も強化していく。

(ライター 中村 実里)

エム・ティー・ヴィー・ジャパン(MTVジャパン)
創立:1992年4月21日(2001年1月1日、ミュージックチャンネルから社名変更)
資本金:34億円
従業員数:169人(2006年12月25日時点)
事業内容:音楽を中心とするエンターテインメント専門チャンネル「MTV」を、ケーブルテレビ(CATV)やCS(通信衛星)放送などで660万を超える世帯に向けて配信。MTVは、若者を中心とする音楽ファンに支持されており、179の国と地域の4億9500万世帯以上で視聴可能。
会社概要URL:http://www.mtvjapan.com/global/about.html

バイアコム インターナショナル ジャパン
創立:2005年1月
事業内容:ケータイおよびPC向けのサイト「FLUX(フラックス)」で、音楽や映像などのデジタルコンテンツを配信するデジタルメディア事業。CS(通信衛星)放送およびケーブルテレビ(CATV)で配信する子ども向けチャンネル「Nickelodeon(ニコロデオン)」などの放送事業。
会社概要URL:http://corp.fluxnet.jp/about.html
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