事例リポート

ライフ

「続きはWebへ」の先駆者
CMからの導線でアクセスを増やす

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2007/3/23
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注目ポイント
・ドラマ仕立てのCMで自社のWebサイトに誘導
・「検索への誘導」は無しで、興味持たせてアクセスを促す
・CMの新シリーズ開始で、サイトへのアクセスなどが増える傾向
・サイトの利用者増をビジネスにどう結びつけるかが今後の課題

「ライフカード」を発行するライフ(東京都千代田区)は、「続きはWebへ」のキャッチフレーズで、テレビCMから自社サイトへ視聴者を誘導している。CMでは「カードの切り方が人生だ」をテーマに、仕事、恋愛、友人関係など、人生の局面をドラマ化。俳優のオダギリジョーさんが「人生のカード」を切っていくCMは、ネット連動型のテレビCMの代表といえるほどに、その知名度は高い。ライフカードのネット誘導への成功は、何が要因なのか、Web誘導型CMを開始した当初から現在に至るまでの経緯を追いながら、成功の糸口を探ってみた。

ライフ業務推進部コミュニケーション課の栗本昌明課長

ライフ業務推進部コミュニケーション課の栗本昌明課長

ライフが自社サイトに注力し始めたのは、2004年。会社のシンボルマークをブルーに一新し、若年層にターゲットを合わせた頃だった。「テレビCMの15~30秒という短い時間で弊社の事業内容を説明するのは不可能。しかし、Webを利用すれば可能だろうと考えた」と、業務推進部コミュニケーション課の栗本昌明課長は話す。

カード業界は、商品の性格上、競合他社との違いを打ち出しにくい状況にあると言えるだろう。メーカーなど有形の商品を扱う企業であれば、商品そのものを見せながらセールスポイントを訴えるようなCMを制作することはできる。しかし、同社などが提供する「クレジットカードに基づく各種サービス」は無形の商品であり、CMでも“イメージを売る”という手段以外のアピールは難しいようだ。

CMの枠内では業務やサービスの詳細が視聴者には伝わらない。その中で好感度を引き上げるには、CMを楽しんで見てもらい、そこから自社のWebサイトに誘導すること。この点に重きを置いて、栗本課長は広告代理店と企画を詰めていった。

ドラマ仕立てでという企画案は、広告代理店から持ち上がった。ドラマで、さまざまな人生を垣間見させるのは、まさに「ライフ」という社名にもぴったりだった。「ライフ」は世の中に訴えかけるキーワードとして、非常にインパクトの強いものだと栗本課長は気付いたという。人の生き様すべてと「ライフ」という会社はつながりを持っていける。そうした考え方が「カードの切り方が人生だ」というキャッチコピーを生み出すきっかけとなった。こうして2004年に立ち上げたCMの企画は、2005年の3月に実現した。

ライフカードのCM

現在放映中のライフのCM「転機到来」編。人生の選択を迫られたオダギリジョーさんが「どーするの、オレ?」とカードの選択に悩む場面でテレビCMは終了。続きの3パターンは同社のWebサイト上で配信している。なお、同社Webサイトへの誘導は、「つづきはWebへ」という案内とURLの表示のみ。最近急増している検索サイトへの誘導は行っていない。

next: 検索連動ではない、ドラマ性のあるWeb誘導型CM

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