ライフ
「続きはWebへ」の先駆者
CMからの導線でアクセスを増やす
注目ポイント
・ドラマ仕立てのCMで自社のWebサイトに誘導
・「検索への誘導」は無しで、興味持たせてアクセスを促す
・CMの新シリーズ開始で、サイトへのアクセスなどが増える傾向
・サイトの利用者増をビジネスにどう結びつけるかが今後の課題
「ライフカード」を発行するライフ(東京都千代田区)は、「続きはWebへ」のキャッチフレーズで、テレビCMから自社サイトへ視聴者を誘導している。CMでは「カードの切り方が人生だ」をテーマに、仕事、恋愛、友人関係など、人生の局面をドラマ化。俳優のオダギリジョーさんが「人生のカード」を切っていくCMは、ネット連動型のテレビCMの代表といえるほどに、その知名度は高い。ライフカードのネット誘導への成功は、何が要因なのか、Web誘導型CMを開始した当初から現在に至るまでの経緯を追いながら、成功の糸口を探ってみた。

ライフ業務推進部コミュニケーション課の栗本昌明課長
ライフが自社サイトに注力し始めたのは、2004年。会社のシンボルマークをブルーに一新し、若年層にターゲットを合わせた頃だった。「テレビCMの15~30秒という短い時間で弊社の事業内容を説明するのは不可能。しかし、Webを利用すれば可能だろうと考えた」と、業務推進部コミュニケーション課の栗本昌明課長は話す。
カード業界は、商品の性格上、競合他社との違いを打ち出しにくい状況にあると言えるだろう。メーカーなど有形の商品を扱う企業であれば、商品そのものを見せながらセールスポイントを訴えるようなCMを制作することはできる。しかし、同社などが提供する「クレジットカードに基づく各種サービス」は無形の商品であり、CMでも“イメージを売る”という手段以外のアピールは難しいようだ。
CMの枠内では業務やサービスの詳細が視聴者には伝わらない。その中で好感度を引き上げるには、CMを楽しんで見てもらい、そこから自社のWebサイトに誘導すること。この点に重きを置いて、栗本課長は広告代理店と企画を詰めていった。
ドラマ仕立てでという企画案は、広告代理店から持ち上がった。ドラマで、さまざまな人生を垣間見させるのは、まさに「ライフ」という社名にもぴったりだった。「ライフ」は世の中に訴えかけるキーワードとして、非常にインパクトの強いものだと栗本課長は気付いたという。人の生き様すべてと「ライフ」という会社はつながりを持っていける。そうした考え方が「カードの切り方が人生だ」というキャッチコピーを生み出すきっかけとなった。こうして2004年に立ち上げたCMの企画は、2005年の3月に実現した。

現在放映中のライフのCM「転機到来」編。人生の選択を迫られたオダギリジョーさんが「どーするの、オレ?」とカードの選択に悩む場面でテレビCMは終了。続きの3パターンは同社のWebサイト上で配信している。なお、同社Webサイトへの誘導は、「つづきはWebへ」という案内とURLの表示のみ。最近急増している検索サイトへの誘導は行っていない。
next: 検索連動ではない、ドラマ性のあるWeb誘導型CM
あなたのご意見をお聞かせください
- MTVジャパン+バイアコム ジャパン~音楽イベントでネットとケータイをフル活用 視聴者との新たな接点を開拓 (2007/05/23)
- ライフ~「続きはWebへ」の先駆者 CMからの導線でアクセスを増やす (2007/03/23)
- カルピス~身近なモバイル・サイトでファンを育成 キャンペーンの費用対効果も向上 (2007/03/08)
- 明治製菓~テレビCMとWeb動画で相乗効果 コンテンツ投入工夫し期待感を持続 (2007/02/28)
- ナイキジャパン+マイクロソフト~映像投稿コンテストで企業ブランディング クチコミで盛り上げ消費者を巻き込む (2007/01/12)
- 新サイトへの移行のお知らせ
「NETMarketing Online」がスタート!
この「NETMarketing」サイトは、新たに「NETMarketing Online」として再スタートしました。新しいサイトはこちらになります。 10月25日創刊の専門誌「日経ネットマーケティング」の読者限定サイト「NETMarketing Premium」も開設。今後の情報提供は新サイトで行っていきます。引き続きご愛顧くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。 - ネットとケータイで“売れる”仕組みを作る
月刊専門誌「日経ネットマーケティング」
10月25日 創刊!
創刊記念 特別キャンペーン実施中!
日経BP社は、企業の販売・営業、広告・宣伝を担う方々を対象にした月刊専門誌「日経ネットマーケティング」を10月25日に創刊します。実務に役立つ情報をWebサイトや年2回の「NET Marketing Forum」などと連携してご提供。ご購読は、上記ページからお申し込みください。
- ライトアップ、「Amazon Webサービス」の導入を支援(13:34)
- 動画共有サービス「mixi動画」、動画の投稿数が100万本を突破(13:06)
- ニフティ、BtoC企業向け顧客コミュニケーション支援サービス(13:05)
- Second Lifeで活動する日本企業は85社、半数は参入支援業者(17:14)
- 求人情報の入手先「無料の情報誌」がトップ、ネットを大きく上回る(16:52)
- グーグル、携帯電話でスムーズに地図を動かせる無料アプリを配信(15:38)
- SNS「GREE」の会員数が200万人超に、男女ほぼ均衡、10~30代が9割(13:23)
- 06年飲料市場は2年連続縮小、健康/自然志向でミネラル・ウォーターと野菜飲料が増加(13:01)
- コクヨ子会社、小企業向けグループ・インタビュー調査サービス(12:30)
- リクルート、転職情報誌「とらばーゆ」をWebサイトに移行(11:53)
ネット連動型テレビCMへの反応度調査(後編)
BBCがネット配信開始、NHKも積極的
重要性高まる番組検索技術は一長一短
アマゾンと、ロングテールに関する
“大きな勘違い”
ソフトバンクの増加件数がauとほぼ並ぶ

