ナイキジャパン+マイクロソフト
映像投稿コンテストで企業ブランディング
クチコミで盛り上げ消費者を巻き込む
注目ポイント
・優秀作品にはナイキのネットCMとして配信される“名誉”を提供
・投稿者や視聴者によるクチコミがさらなる参加者を呼び込む
・テレビCMとの連動を印象づけて企画の趣旨をわかりやすく伝える
・“手作業”による掲載で投稿者の熱意に応える
・映像のダウンロード防止技術で投稿者のプライバシーを保護
ナイキジャパンが、マイクロソフトの運営するポータルサイト「MSN Japan」と共催した消費者参加型の映像投稿コンテスト「キメワザバトル・ムービーコンテスト」(以下、キメワザバトル)が2006年秋、ネット上を中心に話題となった(写真1)。優れた投稿作品を集めたのはもちろんのこと、投稿者や視聴者のクチコミを中心に評判が広まったことも、注目を集めた理由である。
キメワザバトルは、スポーツを通じた自己表現をテーマに、1分以内のビデオを制作して投稿するコンテスト。視聴者をうならせるような得意技、つまり「キメワザ」を題材にした映像作品を競う。優秀作品には賞金・賞品が授与されるのに加え、ナイキのインターネットCMとしてMSNなどで配信する“名誉”も与えられる(写真2)。

(2006年12月31日に公開終了)
コンテストの参加者は撮影・編集した映像を、PCや携帯電話からアップロードして投稿する。キメワザバトルのサイトに掲載された時点で、各投稿ビデオにはURLが割り振られる。投稿者や視聴者が知り合いに視聴を呼びかける場合、このURLを伝えることで、実際に視聴してもらいやすく、話題が広がりやすくなる。
投稿作品は、いずれも“熱い”。自分や友人のキメワザのベストポーズやベストシーンを撮るために、何十回も撮り直したと思われる作品もある。そうした熱意まで伝わる作品が多い。
キメワザバトルは、2006年9月18日に募集を開始、10月29日に応募を締め切った。そして11月13日に受賞作を発表、12月4日から受賞作品を含む投稿映像を素材にして制作したネットCMを公開した。
映像表現に合致した「JUST DO IT」
このコンテストは、「JUST DO IT」を合言葉に、ナイキが長年にわたって続けているスポーツの楽しさや素晴らしさを伝えるキャンペーンの一環として実施された。「JUST DO IT」は、1988年に広告コピーとして採用して以来、常に挑戦し続けるという同社の企業姿勢を象徴してきたキャッチコピーだ。
キメワザバトルは、ナイキジャパンによる独自の企画。同社のPRチームによると、「若者を中心とした幅広い層に向けて、スポーツや体を動かすことを通じて、自分らしさを表現すること、自分のアイデンティティーを創造していくことを伝えたい。音楽やアートのような創造・自己表現の手段としてのスポーツの可能性を幅広い若年層に伝えたい」という思いが発端となった。
自己表現の方法としては、映像のほかにも、写真・絵画・アニメ・文章など、いろいろな表現方法が考えられる。「スポーツや体を動かすことによる『JUST DO IT』がテーマなので、自分自身の体を駆使して表現してもらうコンテストにしたかった」(ナイキジャパン)ということで、自らが撮影した実写の映像作品によるコンテストになったのは、自然な流れと言える。
next: CGMならぬ“CGAd”で「広告のエンタメ化」を目指す
あなたのご意見をお聞かせください
- MTVジャパン+バイアコム ジャパン~音楽イベントでネットとケータイをフル活用 視聴者との新たな接点を開拓 (2007/05/23)
- ライフ~「続きはWebへ」の先駆者 CMからの導線でアクセスを増やす (2007/03/23)
- カルピス~身近なモバイル・サイトでファンを育成 キャンペーンの費用対効果も向上 (2007/03/08)
- 明治製菓~テレビCMとWeb動画で相乗効果 コンテンツ投入工夫し期待感を持続 (2007/02/28)
- ナイキジャパン+マイクロソフト~映像投稿コンテストで企業ブランディング クチコミで盛り上げ消費者を巻き込む (2007/01/12)
- 新サイトへの移行のお知らせ
「NETMarketing Online」がスタート!
この「NETMarketing」サイトは、新たに「NETMarketing Online」として再スタートしました。新しいサイトはこちらになります。 10月25日創刊の専門誌「日経ネットマーケティング」の読者限定サイト「NETMarketing Premium」も開設。今後の情報提供は新サイトで行っていきます。引き続きご愛顧くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。 - ネットとケータイで“売れる”仕組みを作る
月刊専門誌「日経ネットマーケティング」
10月25日 創刊!
創刊記念 特別キャンペーン実施中!
日経BP社は、企業の販売・営業、広告・宣伝を担う方々を対象にした月刊専門誌「日経ネットマーケティング」を10月25日に創刊します。実務に役立つ情報をWebサイトや年2回の「NET Marketing Forum」などと連携してご提供。ご購読は、上記ページからお申し込みください。
- ライトアップ、「Amazon Webサービス」の導入を支援(13:34)
- 動画共有サービス「mixi動画」、動画の投稿数が100万本を突破(13:06)
- ニフティ、BtoC企業向け顧客コミュニケーション支援サービス(13:05)
- Second Lifeで活動する日本企業は85社、半数は参入支援業者(17:14)
- 求人情報の入手先「無料の情報誌」がトップ、ネットを大きく上回る(16:52)
- グーグル、携帯電話でスムーズに地図を動かせる無料アプリを配信(15:38)
- SNS「GREE」の会員数が200万人超に、男女ほぼ均衡、10~30代が9割(13:23)
- 06年飲料市場は2年連続縮小、健康/自然志向でミネラル・ウォーターと野菜飲料が増加(13:01)
- コクヨ子会社、小企業向けグループ・インタビュー調査サービス(12:30)
- リクルート、転職情報誌「とらばーゆ」をWebサイトに移行(11:53)
ネット連動型テレビCMへの反応度調査(後編)
BBCがネット配信開始、NHKも積極的
重要性高まる番組検索技術は一長一短
アマゾンと、ロングテールに関する
“大きな勘違い”
ソフトバンクの増加件数がauとほぼ並ぶ


