事例リポート

ナイキジャパン+マイクロソフト

映像投稿コンテストで企業ブランディング
クチコミで盛り上げ消費者を巻き込む

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2007/1/12
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注目ポイント
・優秀作品にはナイキのネットCMとして配信される“名誉”を提供
・投稿者や視聴者によるクチコミがさらなる参加者を呼び込む
・テレビCMとの連動を印象づけて企画の趣旨をわかりやすく伝える
・“手作業”による掲載で投稿者の熱意に応える
・映像のダウンロード防止技術で投稿者のプライバシーを保護

ナイキジャパンが、マイクロソフトの運営するポータルサイト「MSN Japan」と共催した消費者参加型の映像投稿コンテスト「キメワザバトル・ムービーコンテスト」(以下、キメワザバトル)が2006年秋、ネット上を中心に話題となった(写真1)。優れた投稿作品を集めたのはもちろんのこと、投稿者や視聴者のクチコミを中心に評判が広まったことも、注目を集めた理由である。

写真1●「キメワザバトル」サイトのトップページ
写真1●「キメワザバトル」サイトのトップページ(画像は2006年12月時点のもの)

(画像は2006年12月時点のもの)

キメワザバトルは、スポーツを通じた自己表現をテーマに、1分以内のビデオを制作して投稿するコンテスト。視聴者をうならせるような得意技、つまり「キメワザ」を題材にした映像作品を競う。優秀作品には賞金・賞品が授与されるのに加え、ナイキのインターネットCMとしてMSNなどで配信する“名誉”も与えられる(写真2)。

写真2●投稿作品を編集して完成した「キメワザCM」
写真2●投稿作品を編集して完成した「キメワザCM」(2006年12月31日に公開終了)

(2006年12月31日に公開終了)

コンテストの参加者は撮影・編集した映像を、PCや携帯電話からアップロードして投稿する。キメワザバトルのサイトに掲載された時点で、各投稿ビデオにはURLが割り振られる。投稿者や視聴者が知り合いに視聴を呼びかける場合、このURLを伝えることで、実際に視聴してもらいやすく、話題が広がりやすくなる。

投稿作品は、いずれも“熱い”。自分や友人のキメワザのベストポーズやベストシーンを撮るために、何十回も撮り直したと思われる作品もある。そうした熱意まで伝わる作品が多い。

キメワザバトルは、2006年9月18日に募集を開始、10月29日に応募を締め切った。そして11月13日に受賞作を発表、12月4日から受賞作品を含む投稿映像を素材にして制作したネットCMを公開した。

映像表現に合致した「JUST DO IT」

このコンテストは、「JUST DO IT」を合言葉に、ナイキが長年にわたって続けているスポーツの楽しさや素晴らしさを伝えるキャンペーンの一環として実施された。「JUST DO IT」は、1988年に広告コピーとして採用して以来、常に挑戦し続けるという同社の企業姿勢を象徴してきたキャッチコピーだ。

キメワザバトルは、ナイキジャパンによる独自の企画。同社のPRチームによると、「若者を中心とした幅広い層に向けて、スポーツや体を動かすことを通じて、自分らしさを表現すること、自分のアイデンティティーを創造していくことを伝えたい。音楽やアートのような創造・自己表現の手段としてのスポーツの可能性を幅広い若年層に伝えたい」という思いが発端となった。

自己表現の方法としては、映像のほかにも、写真・絵画・アニメ・文章など、いろいろな表現方法が考えられる。「スポーツや体を動かすことによる『JUST DO IT』がテーマなので、自分自身の体を駆使して表現してもらうコンテストにしたかった」(ナイキジャパン)ということで、自らが撮影した実写の映像作品によるコンテストになったのは、自然な流れと言える。

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