日本ミシュランタイヤ
冬タイヤはWebで調べてから購入
安全情報の充実で指名買いにつなげる
冬道の安全運転についての情報をさらに充実
「ロードインプレッション」では、セダンタイプの「乗用車用」と「SUV(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)用」の2種類の映像を制作。それぞれ7分の「本編」と、3分30秒の「ダイジェスト」を用意した。「ネットで動画を視聴するユーザーは、せいぜい3~4分程度の短めのものを好むのではないかと予想して、短いダイジェスト版を用意した」(日比野氏)。ところが、結果は予想に反したものだった。ダイジェスト版よりも本編を見る人のほうが多く、しかも途中で視聴をやめる人も少なかったのである。「必要と感じてもらえれば、最後まで見てもらえると確信した」(日比野氏)という。
表1●映像などを活用したWebコンテンツの変遷

「X-ICE TV」を開設して、同社サイトの利用者の平均サイト内滞在時間は、それ以前の約4倍に急増した。サイト来訪者の多くが映像を見ているということである。「X-ICE TV」開設前の映像コンテンツとしては、テレビCMをWeb上でも見られるようにした程度だった(表1)。
「X-ICE TV」には、「ロードインプレッション」のほかに、モーター・ジャーナリストらの試乗記や、自動車専門誌に掲載された編集者のコメントを紹介する「USER'S VOICE」といったコンテンツも用意。映像だけでは伝えきれない部分を補完して、厚みのある情報提供を心がけている。
2006年秋には、より安全運転にフォーカスした新コンテンツ「Winter Driving Navigator」(写真5)を投入した。静止画像と音声を用いたスライドショー形式のFlashコンテンツで、マップ形式のメニュー画面から個々のコンテンツを選んで再生する。モーター・ジャーナリストが監修し、冬道の走行で「危ない」と感じることの多い、交差点、トンネル、橋の上などを運転する際のアドバイスを、それぞれ1分弱のコンテンツとして提供する。
マップ形式のメニュー画面(a)と、画像と音声を組み合わせたスライドショー形式のコンテンツの画面(b)

この新コンテンツでは、X-ICEには全く言及していない。「製品紹介コンテンツばかりでは、消費者は“おなかがいっぱい”になってしまう。むしろ、冬道における安全運転についての情報提供を充実させるべき」(日比野氏)と判断したからだ。ただし、新コンテンツの画面には「X-ICE TV」へのリンクを常に表示し、商品ページと連動させている。2006年10月のスタッドレスタイヤ関連のページのアクセス数は、こうしたコンテンツの効果により、前年同月比で3割程度の伸びを達成したという。
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