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NYのMeetupイベントがSNSのその後を変えた(2006/01/17 織田 浩一=デジタルメディアストラテジーズ社代表)
2003年3月のNYのMeetupイベントがその後を変えた前回に続き、バーチャルとリアルをつなぎ合わせるソーシャルネットワークサービスMeetupについての解説を続ける。 ハワード・ディーン陣営は、2003年にDean for AmericaブログとこのMeetupのシステムを使って草の根キャンペーンを行った。2月に1200人しかいなかったサポーターが、1カ月後には5000人、そして彼が候補者としてのキャンペーンを終えた2004年2月には18万人がメンバーになっていたという。 ニューヨークで2003年3月に行われた、まだ候補者として無名であったハワード・ディーンのためのMeetupイベント「National Dean in 2004 Meetup Day」は、彼自身が参加したということもあって300人以上が申し込み、会場のレストランの前には長蛇の列ができたという。この日はニューヨークだけのイベントではなく、79都市で2500人以上が集まったという。 これが、その後の彼の、いやアメリカの政治キャンペーンのスタイルを大きく変えたことは間違いない。それまでのマスメディアと電話攻勢、オンラインではWebサイトとメールによるキャンペーンから、サポーター層を組織化し、自主的な活動を行うためのツールを与え、彼らに独自の活動を奨励したというものに変わったのだ。また、ブログでそのイベントの模様を伝えるという活動も重要である。 IT企業では、ユーザーのサポートのためにオンラインフォーラムを提供し、ユーザーが他のユーザーの質問に答えたり、ユーザーグループが各都市にあったりというように、ユーザー間のコミュニケーションを積極的に行っているところが多い。ユーザーグループでは、参加しているユーザーたちの課題を解決したり、新製品についての説明をその企業から特別に時間を取って聞いたり、という活動が行われている。 以前紹介したオープンソースOSのRed Hatにしても、Meetupにユーザーグループの集まる場所を作り、それをベースにして全米を回るツアーを行い、それをブログでフィードバックするというキャンペーンを行った。ハワード・ディーン氏のキャンペーン同様、このフィードバックループが重要であり、またそれについての意見などがMeetupなどでメンバー間で共有されている。 [全文]
織田(おりた)浩一
デジタルメディアストラテジーズ社代表、アドイノベーター編集長。米シアトルを拠点とし、欧米の新広告手法・メディアテクノロジー・IT調査・コンサルティングサービス、記事執筆、講演を行っている。コメント、質問はemail@adinnovator.comへ。ブログは、http://www.adinnovator.com/。
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