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第11回 携帯電話向けホームページ開設のススメ携帯電話とパソコンではアクセスの時間帯が異なる少し話が脱線してしまいますが、携帯電話向けのホームページを開設してから気が付いたのは、パソコン向けのホームページとはアクセスの「山」が訪れる時間が異なること。具体的には、8時台と23時台以降のアクセス数が急激に増加することが顕著に現れていました。読者の方からのリアクションにもあったように、携帯電話向けのホームぺージは、通勤電車内と就寝前の利用が圧倒的に多かったのです。 第5回の「アクセスの『山』を狙った更新を心がけよう」で更新するべき時間帯(9時、12時、17時、21時、23時)について触れましたが、携帯電話向けのホームページの更新にはパソコン向けのホームページとは異なる方法論を検討する必要があったわけです。 話を戻します。初めの頃は、私はパソコン向けのホームページと携帯電話向けのホームページでアクセスが分散してしまうのではないかと危惧している部分がありましたが、それは全くの杞憂でした。実際にはパソコンを使うことができないときには携帯電話向けのホームページを、時間に余裕があるときにはパソコン向けのホームページをといった具合に使い分け、「Narinari.comを読む」という行為を習慣化してくれた読者が多かったのです。 もしパソコン向けのホームページしか用意していなかったら、生活環境の変化などによってNarinari.comにアクセスするのを面倒に感じる読者が増え、次第にアクセス数が減少していったかもしれません。パソコン向けのホームページの「常連さん」を確保するのに、携帯電話は間違いなく一役買ってくれていたのです。 携帯電話向けには別のコンテンツを用意するとはいえ、パソコン向けと携帯電話向けで全く同じコンテンツを用意していると、中には携帯電話だけで満足してしまう読者が増えてしまうのも事実。そのため、パソコン向け、携帯電話向けそれぞれに独自のコンテンツを用意して徐々に差別化をはかり、両方を見てもらえるような工夫をすることにしました。 出先では携帯電話向け、家ではパソコン向けと、明確な使い分けをしてもらうためです。結果的に、この方法の効果はてきめん。パソコン向け、携帯電話向けともにアクセス数がグッと増えたことは言うまでもありません。 ちなみに、携帯電話向けのホームページのアクセスが増えれば増えるほど、次第に「携帯電話でNarinari.comを知った」という読者が増えてきます。これは圧倒的にユーザー数が多く、若い世代が多い携帯電話の口コミパワーによるものですが、こういう状態になればしめたもの。パソコン向けのホームページもあることをそれとなく教えてあげれば、パソコン向けの新規読者を獲得できる流れができあがるのです。 あくまでもパソコン向けのホームページをメイン、携帯電話向けのホームページをサブと考えている運営者ならば、新規読者の獲得のために、携帯電話向けのホームページがいかに重要な存在なのかがお分かりいただけるでしょう。 携帯電話向けサイトがもたらす相乗効果Narinari.comの携帯電話向けホームページは開設から5年目を迎えていますが、そのページビューは1日あたり3万前後まで成長しています。パソコン向けのホームページが1日あたり10万ページビューであることを考えれば決して多い数字とは言えませんが、それほど手をかけていない割には上出来の数字と言えそうです。 パソコン向けのページビューが増えれば携帯電話向けのページビューが増え、携帯電話向けのページビューが増えればパソコン向けのページビューが増える。歯車が動き始めれば、互いの相乗効果でアクセス数はどんどん増えていくことになります。 これまであまり携帯電話向けのホームページに興味のなかった運営者の方は、ぜひ開設を検討してみてください。アクセスアップを考える上で、試してみる価値はあるはずです。 池田豪彦
Narinari.comの代表。大学4年の ときにNarinari.comを開設し、デジタルハリウッド、フリー、Yahoo! JAPANを経て、再びフリーで活動。Yahoo! トピックスでの経験を活かしながら、Narinari.comの運営に勤しむ。毎日更新が信条のため、一日たりとも家を空けることができず、旅行などに行 けないのが悩み。食べることがとにかく好きな食いしん坊のため、Narinari.comの運営にもその嗜好が色濃く反映されている。誤字脱字が嫌い。 「週刊アスキー」にて「ケータイが好き!」のコーナーを担当中。
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