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第7回 読者との上手な付き合い方を考えようコメント欄を機能を使わないという選択もNarinari.comも、数年前は「荒らし」に悩まされたこともありました。掲示板に考え得る限りの罵詈雑言が書かれ、ホームページ全体の雰囲気が悪くなることが、3カ月に1度くらいのペースで起こってしまったのです。基本的に「荒らし」が来た場合には、「無視する」「すぐに削除する」のが鉄則ですが、それも件数が増えてくると管理するのが大変になり、「なぜホームページを運営しているのか」というそもそもの目的を見失いがちになってしまいます。 掲示板やブログのコメント欄といったツールは、読者同士、時には読者と運営者のコミュニケーションツールとして役立つことは否定しません。そういったコミュニケーションを大切にすることで成長しているホームページもたくさん存在するからです。Narinari.comも掲示板を廃止する前は、好意的な読者からの情報提供やホームページの感想などが寄せられ、運営に一役買っていたのは事実です。でも、メリットとデメリットを比較したときに、Narinari.comの場合にはデメリットのほうが大きいと判断したため、掲示板を廃止するという選択をしました。それは悪意ある読者が訪問する確率を下げることも意味しています。 掲示板を廃止することは、イコール「読者の意見に耳を傾けない」ということでも、「読者との交流を断つ」ということでもありません。その代わりに、メールでのやり取りを重視すれば良いだけのことです。趣味のホームページならともかく、ビジネスでホームページを運営していくのであれば、余計な雑音は極力排除し、掲示板運営という手間にかけるリソースをほかに充ててあげたほうが、結果的にはホームページ全体の魅力を高めることに繋がります。また、悪意ある読者の姿が見えなくなることで、ホームページ全体の雰囲気を安定した状態に保つことができます。 人の価値観は多様です。「良い情報」や「良い商品」だと思って紹介や販売をしたものでも、常にそれらに対する否定論者が存在することは事実として受け止めなければなりません。そういった人たちが真面目な議論を提起するならともかく、悪意ある書き込みをする可能性が高い以上、コメントを残すことができるスペースを消してしまうことも、ひとつの選択と言えるでしょう。 ホームページを開設したら掲示板も付ける、ブログを開設したら標準機能で付いているコメント欄を活用する。当たり前のように言われてきたことですが、ホームページ上でビジネスを考えるのであれば、それらの機能を使わないという選択も検討してみると良いかもしれません。 池田豪彦
Narinari.comの代表。大学4年の ときにNarinari.comを開設し、デジタルハリウッド、フリー、Yahoo! JAPANを経て、再びフリーで活動。Yahoo! トピックスでの経験を活かしながら、Narinari.comの運営に勤しむ。毎日更新が信条のため、一日たりとも家を空けることができず、旅行などに行 けないのが悩み。食べることがとにかく好きな食いしん坊のため、Narinari.comの運営にもその嗜好が色濃く反映されている。誤字脱字が嫌い。 「週刊アスキー」にて「ケータイが好き!」のコーナーを担当中。
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