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第6回 ターゲットを定めてからサイトを立ち上げようターゲットが明確だと読者も自然に集まってくる特にターゲットを意識することなく、運営者が思いついたこと、関心があることだけをつづるほうが、ホームページの更新作業が楽なのは確かです。でも、それは運営者側の論理です。それでは個人的な気分が反映されるホームページになるだけで、ビジネスとして成立させるのは難しいかもしれません。あくまでもお客さんの立場に立って、想定したターゲットの人たちがどのような情報が欲しいのか、どのような物が欲しいのか、ということをイメージすることが、大切なことなのです。 とはいえ、前述の例にある「コスメ」「パソコン初心者」といったようなテーマが明快なホームページなら、ターゲットの設定も簡単でしょう。「コスメ」なら女性、「パソコン初心者」なら10~20代の男女、もしくは40代以上の男女、といった具合です。では、そうではない場合はどうしたら良いのでしょうか。 私が運営するNarinari.comの場合、ニュースサイトという枠組みは決まっていましたが、ひとえにニュースと言ってもテーマが漠然とし過ぎていると感じていました。そこでまずターゲットを設定し、そのターゲットの人たちが興味や関心を持つであろうニュースを取り上げていく、という手順を踏みました。ターゲットとして設定したのは10~30代の女性を中心とした「パソコン初心者層」。これは当時まだ「女性が楽しめるホームページ」が少なかったことや、私の関心事がたまたま女性も好みそうなものだったということもありました。そして将来的にアフィリエイトを含めた物販などを始めるにあたり、購買力の高い女性をターゲットにしたほうが得策だとにらんだからです。 このターゲットを設定したことによって、女性が関心を持ちそうな食べ物や生活雑貨などの話題を意識的に発信することになりました。また、パソコンや携帯電話といった男性的な話題も分かりやすく、丁寧に解説していこう、と心がけながら文章を書くことにつながっていったのです。そして、常にターゲットをイメージしながら情報を発信し続けた結果、Narinari.comは同種のニュースサイトの中でも、比較的女性の読者が多いホームページとなりました。アフィリエイトで「キッチン用品」や「家庭用品」、「食べ物」や「子ども向けの映画やDVD」といったものを紹介すると、かなり良い反応をいただけるようになりました。ターゲットをきちんと設定したことが、うまく物販にもつながっている、というわけです。 運営者が想定したターゲットの読者を引きつけるには、常にそのターゲットをイメージすること。そして、その方針を「柱」に据え、決して揺らぐことなく運営を続けていくこと。そうすれば、設定したターゲットにマッチした読者が自ずと訪れてくれるようになるものです。これまで漠然と情報を発信したり、物販をしていた人は、まずターゲットを設定して、読者がどのような情報や物を求めているのか、イメージを膨らませてみてください。「柱」が確立されると、きっと読者が取っつきやすくなるだけでなく、ホームページの進むべき道が定まって運営もしやすくなるはずです。 池田豪彦
Narinari.comの代表。大学4年の ときにNarinari.comを開設し、デジタルハリウッド、フリー、Yahoo! JAPANを経て、再びフリーで活動。Yahoo! トピックスでの経験を活かしながら、Narinari.comの運営に勤しむ。毎日更新が信条のため、一日たりとも家を空けることができず、旅行などに行 けないのが悩み。食べることがとにかく好きな食いしん坊のため、Narinari.comの運営にもその嗜好が色濃く反映されている。誤字脱字が嫌い。 「週刊アスキー」にて「ケータイが好き!」のコーナーを担当中。
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