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第6回 ターゲットを定めてからサイトを立ち上げよう(2005/06/20 池田豪彦=Narinari.com代表)
以前、連載第2回の「5年先を見据えたビジョンを持とう」の中で、「ターゲット(読者層)を定める」ことの大切さについて少し触れました。ターゲットを定めたホームページ運営をしていくと、どのようなメリットがあるのでしょうか。今回はそのあたりをもう少し突っ込んで考えるとともに、どのような方法でターゲットを固めて行けば良いのか、その方法論について話を進めていくことにします。 ターゲットの設定は「お客さんを絞ること」ではないホームページの運営のみならず、どのようなビジネスをする場合でも、ターゲットを設定することは大事な要件です。ターゲットをイメージせずに、やみくもに情報を発信したり、物販をしたりするのは効率が悪く、あまり賢いやり方とは言えません。もちろん、「千客万来、どのような人にも見てもらいたい、買ってもらいたい」という考え方も大切なことではあります。ホームページは不特定多数の人が見ることができるのも、大きな利点なのですから、その利点を生かさずに小さくまとめることは本当に正しいのか、と疑問を感じる人もいるでしょう。 しかし、ターゲットを設定するということは、イコール「お客さんを絞る」ということではありません。例えば、明らかに女性に向けて発信されているコスメ関係の情報を集めたホームページや、パソコン初心者の手助けとなるようなホームページがあるとします。これらのホームページは明確にターゲットが設定されていますが、決して「男性は見てはいけない」「パソコン上級者は見てはいけない」と、お客さんを絞っているわけではありません。男性だって、仕事上コスメの情報を仕入れたいと思う人や、関心を持つ人はいるでしょうし、パソコン上級者だって、ふと「これはどういうことだったかな」と原点に立ち返りたい時もあるはずです。 運営者が想定するターゲットとは異なるお客さんが、なぜ、そのホームページを訪れるのでしょうか。答えは簡単です。それらのホームページはターゲットを明確にしているために、ターゲットに向けて発信するべきテーマがしっかりと定まっており、ホームページ全体のコンセプトに揺らぎが無いからです。コスメ関係のホームページで突然政治の話は出てこないでしょうし、パソコン関係のホームページで突然スポーツの話題は出てこないでしょう。 ターゲットを設定することが、そのホームページの「柱」をつくることになり、結果として想定したターゲット以外のお客さんにも「この情報が欲しい時には、このホームページに行けば良い」と認知してもらうことができるわけです。ターゲット層の読者数が最も多いのはもちろんですが、この「情報が欲しいと思った時にふと訪れてくれる読者」を取りこぼさなければ、さらなるアクセスアップにもつながることは間違いありません。そのためにも「柱」を作る必要があるのです。 言い換えれば、「柱」が存在しないホームページは、いったい読者に何を訴えかけたいのか、何を販売したいのかが見えにくくなり、それは結果として「特色がない」ことにつながってしまいます。果たして「特色がない」ホームページをブックマークに入れたり、何度も訪問してくれたりするでしょうか。結局、ターゲットを設定することが、ホームページの魅力を高め、アクセスが増えるといった具合に、その後のホームページ運営のすべてに大きな影響を与えると言っても過言ではないでしょう。 next:ターゲットが明確だと読者も自然に集まってくる…
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