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第1回 「なぜホームページを開設するのか」を考えよう(2005/04/06 池田豪彦=Narinari.com代表)
世間はブログブームの真っ只中。パソコン専門誌だけでなく、一般誌や新聞などにも「ブログ」の言葉が踊り、かつてないほどのペースでホームページが開設されています。難しい知識は不要、「文章を書く」という気持ちさえあれば、ものの5分で自分だけのホームページを作ることができるブログ。そんな手軽さもあって、「自分もブログを運営してみたい」と考えている人は多いのではないでしょうか。一方で、「ブログブームには乗らずに、しっかりとHTMLやFLASHを勉強してホームページを作成したい」と考えている人もいるかもしれません。いずれにしても、インターネット人口が増加の一途をたどっている昨今、ホームページ開設への欲求もまた、日増しに高まっていると言えそうです。 アフィリエイトで空気清浄機が爆発的ヒットとはいえ、ホームページは開設したらそこで終わりではありません。それが個人の趣味や日常をつづるホームページであっても、ビジネスを展開するためのホームページであっても、開設後には必ず「どのように集客するか」という問題が立ちはだかります。これが意外とくせ者。集客できなければやる気が減退し、ホームページの更新がおろそかになるとさらに客足が遠のくという悪循環を呼ぶことになってしまうのです。逆に集客ができれば、個人のホームページならば広告収入という副産物を得ることもできます。ビジネスのホームページならば、売り上げの増加やプロモーションの効果アップが期待できるでしょう。そうしたことが、結果としてホームページ更新のモチベーションを上げることにつながり、更新頻度が上がればさらに集客アップ……といった好循環を生み出すことになるのは間違いありません。 ![]() 1日10万ページビューを超える個人サイト「Narinari.com」のホームページ
私は「Narinari.com」というホームページを運営しています。1999年10月4日に開設されたこのホームページは、これまで2000日以上に渡って毎日欠かすことなく更新作業を行ってきた結果、2005年4月現在、1日あたりのページビューは10万を超えるようになりました。開設当初はもちろんページビューがゼロからのスタート。それが10万を超えるようになるまでにはいろいろな苦労もありましたが、そういった苦労話を交えながら、どうしたら集客をすることができるのかというコツを、これからホームページ運営を始める皆さんに伝えていくことができれば、と考えています。最後までお付き合いいただければ幸いです。 ちなみに、私は「Narinari.com」開設後に勤め始めたYahoo! Japanを2004年に退社、現在はホームページ運営を中心に生計を立てています。GoogleのアドセンスやAmazon.co.jpのアソシエイト(アフィリエイト)などを駆使すれば、それなりの収入を得ることが可能です。特にAmazon.co.jpのアソシエイトは、売り方の工夫さえすれば、ビックリするような成果を得ることもできるはずです。参考までに「Narinari.com」で過去最高の売り上げを記録した商品をお教えしましょう。最も売れた商品は昨年11月頃から紹介を始めた空気清浄機。これは数百台を売上げ、「商品の代金×3〜5%程度=報酬」というアソシエイトでも、数十万円の報酬を得ることができました。もちろん、こうした飛び抜けた売り上げを記録する商品はまれですが、工夫をしながらコツコツと紹介していけば、ある程度の報酬は期待できるわけです。こういった話はまたいずれ、別の機会に詳しくお話したいと思います。 ホームページの原点「企画書」に立ち返るホームページを開設するにあたり、まずしておいたほうが良いのは、自分の中の動機付けをはっきりとさせておくことです。それはイコール信念を持つということ。「ブームだったから」「面白そうだったから」「ほかのみんなもやっているから」といった動機もアリだとは思いますが、3年、5年と長いスパンでホームページの運営をしていこうと考えているのならば、もう少し明確な動機付けをしておいたほうが良いかもしれません。 私が「Narinari.com(当初はNarinari HeadLine!)を開設したのは、「こういうホームページを作ろう」という漠然としたイメージを抱いてから半年ほど経った1999年10月4日のことでした。ホームページ作成のイロハのイの字も知らなかった私は、イメージを具現化するために、まず企画書(仕様書)を作るところから始めました。いわゆる「5W1H」や、ほかのホームページと比較して自分のホームページのセールスポイントを何にするか、といったことを徹底的に考え、それをA4の用紙4〜5枚程度にまとめておきました。ここまでかかった時間が3カ月。その後、ホームページのデザイン作成などに3カ月をかけ、ようやくオープンにこぎつけることができたわけです。 当時は単に自分が手を付けられることから始めようと考えていただけで、企画書自体にはそれほど大きな意味を求めていませんでしたが、後々になってこの企画書が大きな存在となります。思うように集客ができなかったとき、ホームページの進むべき方向に悩んだときなど、ホームページ開設の「原点」とも言える企画書に立ち返ることで見えてくることがあり、何度も救われたものです。現在も、たまに企画書を引き出しの奥のほうから取り出しては、今後の運営をどうしていくかの参考にしています。 何年もホームページを運営していくことは、想像以上に容易なことではありません。開設したときには考えてもみなかった苦労に出会うこともあるでしょう。しかし、しっかりとした動機付けさえできていれば、そうした苦労も乗り越えやすくなるはずです。「もういいや」「面倒くさい」と投げ出してしまったら、それですべてが終わり。続けなければ何も産み出さないという大前提を淡々とこなしていくためにも、自分の中で「なぜホームページを開設するのか」「どのようなホームページを開設するのか」という動機付けをハッキリとさせておくことをオススメします。 池田豪彦
Narinari.comの代表。大学4年のときにNarinari.comを開設し、デジタルハリウッド、フリー、Yahoo! JAPANを経て、再びフリーで活動。Yahoo! トピックスでの経験を活かしながら、Narinari.comの運営に勤しむ。毎日更新が信条のため、一日たりとも家を空けることができず、旅行などに行けないのが悩み。食べることがとにかく好きな食いしん坊のため、Narinari.comの運営にもその嗜好が色濃く反映されている。誤字脱字が嫌い。「週刊アスキー」にて「ケータイが好き!」のコーナーを担当中。
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