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セキュリティ・プロトコルの実装に脆弱性,複数ベンダーのVPN製品が影響を受ける(2005/11/15 勝村幸博=ITPro)
セキュリティ組織の英NISCCなどは現地時間11月14日,IPsec通信などで使われるプロトコル「ISAKMP」の実装に複数の脆弱性(セキュリティ・ホール)が見つかったことを明らかにした。IPsecをサポートするソフトウエア/ハードウエア製品が影響を受ける可能性がある。細工が施されたデータを送信されると,製品を再起動されたり,任意のプログラムを実行されたりする可能性がある。対策はパッチの適用など。影響度や対策方法は製品によって異なるので,各ベンダーが公開する情報を参照してほしい。 今回の脆弱性は,ISAKMP(Internet Security Association and Key Management Protocol)の実装に関するもの。ISAKMPは,IPsec(IP Security Protocol)などの他のセキュリティ・プロトコルにおいてSA(Security Association)を生成したりネゴシエーションしたりするために用いられるプロトコル。SAとは,暗号通信の際に利用する暗号/認証アルゴリズムや鍵情報のこと。 ISAKMPは2つのフェーズで2つのSAを生成する。フェーズ1では,鍵交換方式および鍵交換に用いる暗号/認証方式をネゴシエーションし,フェーズ2で送信データに関する暗号/認証方式をネゴシエーションする。ISAKMPではフェーズ1における鍵交換方式を具体的には規定しておらず,さまざまな方式を使えるようにしている。一般的には,IKEv1(Internet Key Exchange version 1)が使われる。 今回の脆弱性は,ISAKMPのフェーズ1においてIKEv1を用いる場合に発現する。IKEv1を用いる設定にしているシステムに対して,フェーズ1のネゴシエーションの際に細工が施されたパケットを送信されると,適切に処理できずにDoS(サービス妨害)攻撃を許したり,任意のプログラムを実行されたりする可能性がある。 [全文]
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