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メール・セキュリティ総まとめ(後編)~情報漏えいを防ぐ「フィルタリング」と「暗号化」~(2005/10/17 井上 秀=NECソフト株式会社)
前回に引き続き,今回もメールのセキュリティについて解説する。後編である今回は,「フィルタリング」と「メールの暗号化」を取り上げる。いずれも以前から存在するソリューションだが,個人情報保護の観点から近年特に注目されている。 注目されるフィルタリング相次ぐ個人情報の紛失や漏えいに関する事件と,2005年4月から全面施行された個人情報保護法により,個人情報保護の機運が高まっている。このため,情報漏えい対策をキーワードとした製品やサービスが,以前にも増して市場に投入されている。その一つが,メールのフィルタリングに関する製品/サービスである。 メール・フィルタリングの主な目的は,社内から社外へ発信されるメールを一通一通チェックし,発信に不適切なメールをブロックすることである。これにより,操作ミスあるいは故意による情報漏えいを防止する。フィルタリング製品のほとんどはゲートウエイ型として動作させる。メールの経路にフィルタリング製品を設置して,送受信するすべてのメールをチェックすることになる。 詳細は異なるものの,ほとんどのフィルタリング製品では,メールをフィルタリングする条件をさまざまな方法で設定できる。例えば,件名や本文に含まれるキーワードや添付ファイルの種類や数,指定されているあて先アドレスやその数など,さまざまな条件を指定できる(メール・フィルタリングの詳細については,過去に掲載した関連記事を参照してほしい)。 アーカイブで万一に備えるフィルタリングと同時に注目されているのが,メール・アーカイブである(関連記事)。フィルタリング製品のほとんどが,送受信したメールを保存する機能を備えている。フィルタリング製品はメールを検査すると同時に,本文や添付ファイルなどを保存する。 メールを保存しておけば,情報漏えい事件などが万一発生した場合には,原因究明などが容易になる。裁判などの証拠に使える場合もある。また,保存していることをユーザーに周知させることで,不正行為の抑止力としても働く。 メールのアーカイブ・システムを導入する際に注意しなければならないのは,メールに添付されたウイルス・ファイルまで保存しないということである。ウイルスまで保存してしまうと,何かの拍子にウイルスを実行してしまう可能性がある。ウイルスを保存しないために,アーカイブ・システムは,必ずウイルス・チェック・システムの“後段”に設置しなければならない。 [全文]
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