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モバイルPCのセキュリティを考える(後編)~守りを固めて万一に備える~(2005/09/05 小杉 聖一=NECソフト株式会社)
前回の記事では,モバイルPCに関するセキュリティの概要を解説した。記事で解説したように,モバイルPCにはその利用時と移動時にリスクが存在する。今回の記事では,モバイルPCのリスクを軽減するセキュリティ対策を具体的に考えてみたい。 オフィスPCよりも守りを固める前回説明したように,モバイルPCはオフィスに設置したPCとは異なり,ファイアウオールなどで守られていない環境で利用することがある。このため,オフィスのPC以上のセキュリティ対策を施しておく必要がある。 まず,ウイルス対策やパッチ適用は不可欠。これらはセキュリティのセオリーであり,オフィスのPCでも実施は不可欠である。対策ソフト(ウイルス定義ファイル)の更新やパッチの適用にはインターネットに接続する必要があるので,これらの更新や適用は,ファイアウオールなどで守られた環境で実施したい。守られていない環境でインターネットに接続すると,パッチを適用する前に,攻撃を受けたりウイルスに感染したりする可能性があるからだ。 また,パーソナル・ファイアウオールといったセキュリティ・ソフトも利用したい。オフィスのPCではこれらを利用していないユーザーも,モバイル PCにはインストールしておきたい。前回の記事で書いたように,社外でモバイルPCをインターネットに接続する際には,ウイルスや不正アクセスの脅威に直接さらされる。オフィスのPC以上に守りを固めておいたほうがよい。 利用時には周囲にも気を配りたい。モバイルPCは,企業のオフィスとは異なり,周囲に無関係の人(場合によっては悪意のある人)のいる環境で利用することが多いからだ。画面を盗み見されないように,正面以外からは画面を見れないカバー(フィルタ)を利用するとよいだろう。 第三者に勝手に使われることのないように,モバイルPCから離れるときには十分注意する。離れないことが第一ではあるが,どうしても離れなくてはいけないときには,最低でもパスワード・ロックをかけたい。USBキーといった物理的なキー(トークン)を使って一時的にロックするような製品も各社提供しているので,利用を検討してもよいだろう。例えば,USBキーをPCに挿入すると自動的にログインし,USBキーをPCから抜くとスクリーン・セーバーが起動されてロックがかかるような製品も市場に出ている。 [全文]
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