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プレゼン戦線異状アリ(2006/02/06 写真と文:三井 公一=サスラウ)
![]() カメラ:Panasonic LUMIX FZ5
「おっ」と、隣に座っていた記者が声を上げた。ここはとある発表会場。記者はプレゼンテーションのスライドを見て声を上げたのだ。スクリーンには美しい文字とグラフィックが、斬新なトランジション(画面効果)で踊っている。見ていた記者はその動きに思わず反応してしまったらしい。プレゼンターは定番のソフトウェア、マイクロソフト「PowerPoint」ではなく、アップルの「Keynote」を使っているようだ。 最近の発表会ではこの「Keynote」が使われる頻度が高くなってきている。理由は「美しさ」だ。Mac OS Xのアンチエイリアスがかかったフォントと、スムーズで大胆なトランジションは「武器」になる。とあるインキュベーターがKeynoteでプレゼンをしたところ、あまりにも美しかったので「使っているソフトはなんだ?」と本題そっちのけで質問攻めにあったという話しも聞く。PowerPointもMac版があるが、Keynoteの表現力を目にしてしまうと力不足を感じてしまう。もちろんプレゼンは中身が大事なわけだが、Mac + Keynoteによる効果は絶大のようだ。 このKeynoteは「iWork '06」というアップルのソフトウェア・スイートに含まれるアプリケーション。最新バージョンは「Keynote 3」となり、HDフォーマットや3Dグラフをサポートしてより強力に進化した。また同時にバージョンアップした「iLife '06」と併用するとポッドキャスティング用のスライドなども簡単に作ることができる。 昨年秋のウィルコム記者発表会では、インダストリアルデザイナーの山中 俊治氏が美しい動画を交えてプレゼンテーションを行っていたし、今年1月に行われたKDDIの発表会でも、コンテンツ・メディア事業本部長・執行役員の高橋 誠氏がPowerBook G4を使用してプレゼンをした。また少し前になるが同じKDDIの発表会で、プロダクトデザイナーの深澤 直人氏もPowerBookを持ち込んでプレゼンテーションを行った。 PowerPoint一辺倒だったプレゼンテーションの現場に、Mac+Keynoteという新しい風が吹き始めている。 (写真:ウィルコムの発表会でPowerBook G4を使ってプレゼンを行うインダストリアルデザイナーの山中 俊治氏)
三井 公一
フォトグラファー。有限会社サスラウ、サスラウ・インコーポレイテッド代表。 在学中よりスポーツ新聞や写真週刊誌の撮影に従事。朝日新聞社出版写真部を経てフリーに。Macと出会う。 日産自動車のウェブサイト「羅針盤」の制作に参加し、ルマン24時間レースやウェブマガジンなど写真やビデオ映像を使用したコンテンツに関わる。 現在、有限会社サスラウとサスラウ・インコーポレイテッド代表。www.sasurau.com
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