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さらに激戦化するデジタルカメラ市場(2005/08/24 写真と文:三井 公一=サスラウ)
![]() カメラ:Panasonic LUMIX FZ5
CIPA(有限責任中間法人カメラ映像機器工業会)は、デジタルカメラ総出荷台数予測を前年比120.8%の見込みから108.4%に下方修正した。(2005年8月9日発表) デジタルカメラが既に高いレベルで普及し今年後半の大幅な回復はないもの、というのが理由だ。 そんな状況の中、メーカーも消費者に2台目3台目を購入してもらうべく新機能を搭載した機種を次々と投入している。撮像素子の高解像度化、薄型軽量化、液晶画面大型化、レンズの広角化または望遠化対応など高機能で魅力的なデジタルカメラが続々と発表されている。 中でも売れ筋は手ぶれ補正機能を搭載したモデルと、デジタル一眼レフだ。 パナソニックのLUMIXシリーズは早くから手ぶれ補正機能を搭載し好評を博しているし、富士写真フイルムのFinePix F10は高感度化することにより高速シャッターを切れるようにし、手ぶれと同時に被写体ぶれも防ぐというアプローチを取っている。 先週コニカミノルタが発売したディマージュX1(写真左)は、新開発のレンズユニットスイング方式を採用。これはCCDと一体化したレンズユニットを駆動することにより手ぶれ補正を実現するものだ。またデジタル一眼レフカメラのα-7 DIGITALとαSweet DIGITAL(写真右)はCCDシフト方式手ぶれ補正機能「Anti-Shake」を搭載し好評を博している。これはボディ内に補正機構を搭載しているので、システム対応の交換レンズ全てで手ぶれ補正が可能だ。 デジタル一眼レフではニコンD50とD70s。キヤノンのEOS Kiss デジタルNの売れ行きが好調のようだ。コンパクトデジタルカメラからステップアップするユーザーが多いという。 メーカーとしてもコンパクトデジタルカメラと違い利益率も高く、交換レンズやストロボなどのアクセサリー関連での売り上げも見込めるのでおいしいジャンルである。 そこでデジタル一眼レフカメラを持たないパナソニックは、オリンパスと提携してフォーサーズ規格準拠のデジタル一眼レフカメラを来年投入することを予定しているし、同じくソニーはコニカミノルタとミノルタαマウントを採用したデジタル一眼レフカメラを共同開発することを先月発表した。 コンパクトデジタルカメラより拡大傾向のこのジャンルで、激戦が来年から始まることは間違いない。市場を拡大し、素晴らしい写真を映し出す魅力あるデジタルカメラの登場を期待したい。
三井 公一
フォトグラファー。有限会社サスラウ、サスラウ・インコーポレイテッド代表。 在学中よりスポーツ新聞や写真週刊誌の撮影に従事。朝日新聞社出版写真部を経てフリーに。Macと出会う。 日産自動車のウェブサイト「羅針盤」の制作に参加し、ルマン24時間レースやウェブマガジンなど写真やビデオ映像を使用したコンテンツに関わる。 現在、有限会社サスラウとサスラウ・インコーポレイテッド代表。www.sasurau.com
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