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最後の聖域(2005/05/16 写真と文:三井 公一=サスラウ)
![]() カメラ:Nikon D2x レンズ:Ai AF-S Zoom Nikkor ED 17~35mm F2.8D(IF)
2005年、東芝のノートPC事業が20周年を迎えた。1985年に世界初のラップトップ T1100 を発売し、「DynaBook」ブランド初のマシン J3100SS001や、カラーTFT液晶を搭載した T4400SXCを発売するなど、この20年間で東芝のノートPC事業は約550倍に拡大し、出荷台数は累計4000万台を超えたという。 20周年を記念して、「Thin&Light」をコンセプトとした「dynabook SS SX」、「dynabook SS S20」と「libretto U100」を発売したが、一番気になるのは「リブレット」の復活だ。 東芝はこのリブレットに、LED バックライト、HDDプロテクション、指紋認証機能などの機能を惜しみなく搭載し、それを1kgを切る小さく軽いボディに収めた。もちろん無線LAN と Bluetooth もである。これは日本メーカーのお家芸ともいえる高密度実装技術により実現したスペックといえるだろう。 しかし、かつてはリブレットなどの「ミニノートPC」分野は日本の独壇場であったが、最近は「OQO」など新興勢力も無視できない存在になってきている。海外モデルということもあって入手や日本語化で手間がかかるが、サイズやデザインでこちらを取り寄せて使っているマニアも少なくない。実際にルックスや収納式キーボードなど魅力的な点が多い。 大型のノートPCは海外メーカーの直販に影響され、販売価格を引き下げるなど苦戦が続いている。国内メーカーはAV機能を付加するなどで対抗している状況だ。 このリブレット、かろうじて残されているミニノートPCという“最後の聖域”を守ることが出来るだろうか。
三井 公一
フォトグラファー。有限会社サスラウ、サスラウ・インコーポレイテッド代表。 在学中よりスポーツ新聞や写真週刊誌の撮影に従事。朝日新聞社出版写真部を経てフリーに。Macと出会う。 日産自動車のウェブサイト「羅針盤」の制作に参加し、ルマン24時間レースやウェブマガジンなど写真やビデオ映像を使用したコンテンツに関わる。 現在、有限会社サスラウとサスラウ・インコーポレイテッド代表。www.sasurau.com
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