(2005/05/12 中道 理=日経バイト)
サイボウズは2005年5月12日,大中規模企業向けグループウェア「サイボウズ ガルーン」の次期版「サイボウズ ガルーン 2」の開発環境にオープンソース・ソフトウェアを採用したと発表した。具体的には,データベースに「MySQL」,開発言語に「PHP4」を採用した。従来版のガルーンではC++と独自のスクリプト言語,自社開発のデータベースを使っていた。
今回の方針転換の背景には大きく二つの思惑がある。一つはパートナーやユーザー企業でのカスタマイズを容易にすること。「独自の開発環境だとどうしてもサイボウズで対応する必要があるが,PHP4やMySQLのドキュメントや利用のノウハウは,Webで広く公開されており,開発しやすい」(サイボウズ青野慶久社長)。
もう一つは,システムの拡張性を向上させるため。これまでのシステムでは,一般的なWebシステムのように,Webサーバー,アプリケーション・サーバー,データベース・サーバーからなる3階層に分離し,それぞれの部分でサーバーを増強していくことが難しかった。顧客から3階層の構成を求められた場合は,サイボウズの技術者がカスタマイズして,分離していた。PHP4とMySQLを使うことで,容易に3階層に分離できる。
サイボウズ ガルーン 2の販売は2005年6月30日から開始する。価格は60万円(50ユーザー)から。