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ランディス:企業のマッチングを支援する「事例ナビ」を開設Web、メール、雑誌という3点セットの相乗効果に期待現在、大手や中堅企業など66社が参加し、約110の事例記事を掲載している。しかし、開始当初のベンダー側の反応は決して芳しいものではなかったと言う。「当初はWebサイトとメールマガジンでサービスを開始したが、ベンダー側はそれだけでは魅力を感じなかったようだ」と木村氏は振り返る。 INNOVATION創刊準備号のWeb版
そこで同社はリアルとの連動を企画。今年1月に事例ナビ連動誌「INNOVATION」の創刊準備号を発刊した。INNOVATIONには代表的な事例記事、有識者のコラムなどを掲載。さらに事例記事のサマリーを多数掲載。事例ナビ上でサマリーに付与されている事例番号を入力すると、さらに詳しい記事を閲覧できるようにした。木村氏は「Webとリアル(雑誌)との連動により、ベンダー側の反応が変わった」と声を弾ませる。 ベンダーの中には事例記事を集めた冊子を自社制作し、イベントなどで配布しているところも多い。「しかし、導入を検討する企業はベンダー発の情報ということもあって、手前味噌な内容なのではないかという一種の警戒感が働くようだ。ベンダー側もそのことに気づいており、中立的な立場で事例記事を掲載できる媒体を求めていたのだろう」と木村氏は分析する。 同社ではIT関連企業を中心にパンフレット、PR誌、事例記事の制作などを数多く手がけてきた実績がある。「そこで培った経験やノウハウにより、Web、メール、雑誌という3点セットでの展開が可能になった。特に雑誌の制作は一朝一夕にできるものではない」と木村氏は同社の強みを強調する。 INNOVATION創刊準備号は約1万部を発行。1月に行われたベンチャー企業フェアではそのうちの約4000部を来場者に無料で配布した。今後は奇数月に定期発行していく。購読希望者には無料では配布する予定だ。 マーケティングディレクターの木村尚義氏
事例提供社の1つである公共企業向けソフトウエアの企画・開発などを手がけるユー・エス・エル 東京エクセル・デザイン室(東京都渋谷区)は1月より事例ナビに事例記事の掲載を始めた。「はっきりした効果測定を行ったわけではないが、それ以降、売上げが向上したとの報告を受けている」(木村氏)。今はまだ試験運用中だが、マッチングの成果を実感しているベンダーも出始めているようだ。 集客力を高め、初年度5000事例の掲載を目指す今のところ、収益の柱である事例ナビへの事例掲載と事例記事の受託制作の売上げ比率は3対7程度。「今後はより多くの企業から掲載を募り、全体に占める掲載料収益の割合を高めていきたい」(木村氏)。そのためには、サイトの認知度や集客力向上が課題。具体的には、導入企業のその後を取材する追跡記事や海外の事例記事、さらに客観的な製品のテスト記事や失敗事例などの企画も考えていると言う。 事例ナビは基本的に毎週火曜日に更新。現在のアクセスは月間約10万ページビュー。Webサイトのほか、隔週水曜日にはメールマガジンも発行。購読数は約5000通だ。5月下旬に予定されている正式サービス開始後、この数字をどれだけ伸ばせるかがポイントになるだろう。売上げやマッチング件数の目標は未定だが、初年度で5000事例の掲載を目標としている。 企業プロフィール
設立:2002年10月 資本金:1000万円 従業員:5名(正社員のみ) 事業概要:デジタルコンテンツの制作及び配信に関するコンサルティング、インターネットを利用した情報サービスのほか、広告宣伝に関する企画立案及び制作、広告代理業、出版業など。IT関連企業を中心としたマーケット・コミュニケーション活動を幅広く支援する。
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