うつ病Q&A
うつ病Q&A

2013年5月26日に開催された「メンタルヘルス・シンポジウム 2013東京」。会場参加者から寄せられた質問に、パネリストの先生方にお答えいただくコーナー。16回目も、前回と同じ質問に東洋英和女学院大学教授、横浜尾上クリニック院長の山田和夫氏に回答していただいた。

男性

支えている周囲が、長時間労働やストレスで病んでしまうことも十分あり得るというのが、多くの会社の現状です。そのような中で、なぜ企業がリワークを支援しないといけないのでしょうか。

例えば、うつ病の有名人はわがままだとバッシングされていますが、それは気持ちの病気だと思っているから、わがままに映るのでしょう。しかし、実は体の病気であって、その状態で頑張ってしまうとすぐにダウンしてしまいます。

うつ病はどこがどう悪いのか周囲にはなかなかわからないため、バッシングされやすいですが、表情や目にぎこちなさがある場合、恐らく1日動くと疲れがどっと出ると思います。

完全にうつ病が抜けることを回復といいますが、寛解というのは大体80%くらいまで回復した状態で、完全に回復したといえるまで通常1~2年はかかります。ある程度まできた時点で復職はできますが、そこで負荷をかけるとまたダウンします。その人を大切な1人の人材として、また、持っている能力を活かすためにも、仲間としてサポートしてほしいというのが、私たち精神科医の願いです。