うつ病Q&A
うつ病Q&A

2013年5月26日に開催された「メンタルヘルス・シンポジウム 2013東京」。会場参加者から寄せられた質問に、パネリストの先生方にお答えいただくコーナー。8回目は、メディカルケア虎ノ門事務所・デイケア所長、メンタルヘルス・リサーチ&コンサルティング社長の福島南氏に回答していただいた。

ソフトウェア開発企業 総務部 男性

企業の担当者として、休職者にどのようなリワーク・プログラムを勧めれば良いでしょうか。特に未熟型や発達障害と思われる人が増えているので、そういった方に向けてアドバイスをお願いします。

現在、さまざまなところでリワーク・プログラムが行われていますが、特に医療機関のリワーク・プログラムに通っている人たちは。未熟型と呼ばれるタイプや、軽度の脳機能の発達障害を疑われる人が多くいますので、そういった人を対象としたプログラムというより、既にプログラムの中にこのような人たちが多数参加されていることが事実としてあります。

次に、どのようなリワーク・プログラムを進めたらいいのかについてですが、弊社も、企業から「ここを勧めたいが、遠いから嫌だ」「費用がかかるから嫌だ」と本人が言うため、なかなか行ってもらえないと相談を受けることがあります。しかし、自分の病気を自分のモチベーションで直していくためには、遠かったり、費用がかかるという理由で通わないのは認められないと、企業の方でも説明することは大事です。

また、リワーク・プログラムを実施している機関は増えていますので、これからは質野問題が問われてきます。コアになるプログラムや特徴、レベルが求められていきます。ただ、一つの目安として、リワーク・プログラム研究会に入って、研修を受けている施設を勧めることは判断基準にもなると思います。利用者側から見た時には、そういったことをデータで示しているかどうかも重要です。

うまくいくケースばかりではなく、データを出すのは難しい部分もありますが、実績をきちんとデータで出していくことが、信頼や評価につながっていきます。リワーク・プログラムを選ぶ際には、上記について参考にしていただけたらと思います。