うつ病Q&A
うつ病Q&A

市役所 保健師 女性
うつの復職準備のため、中部精神保健センターや地元の診療所(5~6人のグループによる認知療法)、立川市の復職プログラムの訓練校(企業に勤めている人向け)などに夫婦で見学に行きました。しかし、作業内容が木工やクリーニング、日記をつけて発表する、プログラムを自分で選んで、パソコンや運動を行うなど、そのどれも本人はやりたくないとのことでした。私も雰囲気や内容に抵抗がありました。復職のためにすがるところは他にないものでしょうか。

当院では、復職プログラムを利用した人に退院時にアンケートを採っていますが、ストレスマネジメント講座やコミュニーケーション能力を高める講座について、「負担に感じた」という意見は多数聞きます。しかし、入院している患者さんをみている中で、コミュニーケーション能力をもう少し高めた方がいいと感じたときには、本人には負担であっても、その必要性をしっかりと説明し、何とか参加してもらうようにしています。

当初はこのプログラム前になると負担から不調を訴える人もいましたが、他の患者さんが退院していくのを見ている中で、最終的には自分にもこれが必要だと受け入れて参加する人が多いと感じています。但し、患者さんへの負担も考え、病棟では十分に気をつけてフォローしています。また、一方で、私たちもプログラムを活用してもらえる仕組みや工夫が必要であると考えています。

当院のプログラムの中で、実用的で楽しめるものとして、アロマを使った作業療法があります。これは「身体感覚の気づきを促す」ためのプログラムです。一般的に男性にとってアロマはあまり馴染みがないものですが、やってみると自分の身体感覚の気づきにつながっているケースもあり、退院後もアロマを続けている男性がいます。