熱硬化性樹脂や熱可塑性樹脂に、ガラスや炭素などの高強度繊維を複合して得られる高分子マトリックス材料は、高強度で耐食性が高い材料として利用されている。軽量かつ頑丈で、デザインの自由度が高いこの材料は、自動車や航空機、鉄道車両の軽量化や風力発電用タービン翼などの素材としての利用が広がりつつある。また、耐腐食性は海洋スポーツや石油・ガス製造の現場に生かされ、優れた振動減衰性能によりテニスラケットや釣り竿などのスポーツ用品への応用展開が進んでいる。環境負荷の少ない素材への切り替えは時代の要請でもあり、優れた材料特性を維持しながら、リサイクル対応技術の開発を進めることなどが、今後の重要な課題になってこよう。本分野では、こうした高分子マトリックス複合材料の継続的な技術開発、並びに応用展開の行方を追う。また新たなアプリケーションの可能性などについても探る。


高分子マトリックス複合材料 目次

はじめに
技術体系の全体像
■ 長所と短所
■ 高分子マトリックス部分の素材
■ 強化材
■ プリプレグ
■ SMCとBMC
■ LFRT材料
‒ 長繊維強化熱可塑性ペレット
‒ 長繊維熱可塑直接成形法
■ ガラスマット強化複合材料
■ 連続繊維強化熱可塑性複合材料
■ 自己強化ポリプロピレン材料
■ ゲルコート
■ コア材
■ 主な製造工程
事業化に影響を及ぼす要因
■ 重要な需要要件
■ 重要な課題
‒ 炭素繊維の安定供給とコスト
‒ 最先端複合材料の製造コスト
‒ 人材確保
■ 重要な関連技術
‒ ナノ材料
‒ 強誘電ポリマー
‒ CAD、FEA、PLMソフトウェア
‒ 非破壊検査
■ 重要な競合技術
■ 重要な資源
■ 重要な標準や規制
‒ 温暖化ガスの排出量
‒ 再生可能エネルギー促進政策
‒ リサイクルと持続可能性に関する政策
‒ 作業環境(健康、安全)に関する規制
不確実性の考察と観察すべき領域
■ 航空機向け高分子複合材料の利用
■ 無人飛行体の開発
■ 風力発電の需要
■ 自動車向け高分子複合材料の利用
■ 製造工程の自動化開発
■ 炭素繊維の供給体制
■ カーボンナノ複合材料の開発
■リサイクル義務
■ 生物由来高分子の複合材料開発
■ 熱可塑性高分子の複合材料開発
■ スマートコンポジット(破断検知など)の開発
■ 自己補修複合材料の開発
■ 3Dプリンターの普及
■ 知的財産
市場の発展可能性
■ 順調な需要増加の影響
■ 技術の進展の影響
■ 不順な市場環境の影響

製品・サービスの展開
■ 航空機
‒ 技術開発
‒ 産業構造
‒ 複合材料を多用した航空機
‒ 事業機会
■ 自動車・トラック
‒ 産業構造
‒ 事業機会
■ 橋梁、海洋土木
‒ 技術開発
‒ 産業構造
‒ 事業機会
■ 防食パイプ、タンク
‒ 技術揮発
‒ 産業構造
‒ 事業機会
■ 送電、配電
‒ 技術開発
‒ 産業構造
‒ 事業機会
■ ヘリコプター
‒ 技術開発
‒ 産業構造
‒ 事業機会
■ 海洋スポーツ・ボート
‒ 技術開発
‒ 産業構造
‒ 事業機会
■ 石油・ガス探査、製造
‒ 産業構造
‒ 事業機会
■ プリント基板
‒ 技術開発
‒ 産業構造
‒ 事業機会
■ 鉄道
‒ 技術開発
‒ 産業構造
‒ 事業機会
■ 運動器具
‒ 技術開発
‒ 産業構造
‒ 事業機会
■ 風力発電タービン
‒ 技術開発
‒ 産業構造
‒ 事業機会


高分子マトリックス複合材料 Polymer-Matrix Composites

■ 著者:Strategic Business Insights
■ 2015年12月11日発行
■ 英語版 
■ A4判、約100ページ
■ 本体価格:300,000円+税
■ 発行:日経BP社

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