次世代の工業用触媒として期待が高まっているバイオ触媒は、微生物や酵素などが有する生体触媒機能を化学工業プロセスに応用するものである。そのプロセスは、従来の無機触媒を用いたプロセスと異なり、常温常圧で製造可能であり、反応時のエネルギー効率の改善や有害副産物の発生抑制などが期待でき、環境に優しい技術としても注目が集まっている。化学、エネルギー業界をはじめ、食品、医療、テキスタイルなど、バイオ触媒技術には多くの業界が強い関心を寄せており、将来的には環境汚染のモニタリング、油脂の分解処理、医療診断検査などの分野にも当該技術の応用範囲が広がっていくことは間違いないだろう。但し、長期的な開発コミットメントとそれに伴う膨大な費用の発生が、企業にとって大きなリスクとなることにも十分注意を払う必要がある。本分野では、バイオ触媒や従来の製造プロセスを置き換える新しいプロセスの応用分野の広がりを念頭に置きながら、想定し得る技術革新、事業機会の可能性などについて考察する。


バイオ触媒 目次

はじめに
技術体系の全体像
■ 発酵
■ 生体内変換
■ 技術の領域別進展
‒ 蛋白質工学
‒ 代謝工学
‒ 合成生物学
‒ バイオプロダクツ製造法
‒ 触媒固定
‒ 発酵層の設計
‒ 工程管理
‒ 非水系と多相系触媒
‒ 高極限性細菌
‒ 触媒抗体
事業化に影響を及ぼす外的要因
■ 重要な需要要件
■ 重要な課題
■ 重要な関連技術
■ 重要な競合技術
■ 重要な資源
■ 重要な標準や規制
不確実性の考察と観察すべき領域
■ バイオ触媒工学の進展
■ バイオ触媒の分離
■ エネルギーコストと各国政府の政策・規制の行方
■ 精密な光学異性体の製造
■ バイオプロセスと分離技術の進展
■ 工業スケールのバイオプロセスの環境負荷
■ 生物由来製品の受容性
■ 工業的バイオ化学品製造
■ 化学兵器及び防衛に関する懸念

■ 非水系溶媒中でのバイオ触媒の利用
■ バイオミメティック触媒の競争力
市場の発展可能性
■ バイオ触媒が実現する代替燃料製造
■ バイオ触媒が変革する化学品製造と製薬のプロセス
■ 化学的研究が発展させるバイオ触媒
■ バイオ触媒関連企業の協調
製品・サービスの展開
■ 製薬及び治療
‒ 業界構造
‒ 事業機会
■ バイオ燃料とバイオプラスチック
‒ 業界構造
‒ 事業機会
■ 洗剤
‒ 業界構造
‒ 事業機会
■ 農業、食料、食料生産
‒ 業界構造
‒ 事業機会
■ テキスタイル生産
‒ 業界構造
‒ 事業機会
■ パルプ及び紙生産
‒ 業界構造
‒ 事業機会
■ 環境ビジネス
‒ 業界構造
‒ 事業機会
■ 材料復元と製造(バイオリーチングなど)
‒ 業界構造
‒ 事業機会


バイオ触媒
Biocatalysis

■ 著者:Strategic Business Insights
■ 2016年11月16日発行
■ 英語版
■ A4判、約100ページ
■ 本体価格:300,000円+税
■ 発行:日経BP社

バイオ触媒 Biocatalysis

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