「見たこともない未来」がやってくる。

自動車産業はこれから20年間に、ガソリン車の発明以来100年以上なかった巨大な変化に見舞われる。その原動力となるのが自動運転技術だ。すでに一部の機能は実用化が始まっているが、これが広く普及することで、社会のありようは大きく変わる。「クルマを所有しないことが当たり前になり、免許のない人や高齢者でも低い料金でどこにでも移動でき、しかも交通事故も交通渋滞も激減し、駐車場も不要」という、「見たこともない社会」の実現につながる。本書では、なぜこうした変化が起こるのか、社会はどう変わるのか、自動車関連産業および周辺産業はどんな影響を受けるのか、自動運転社会はどんな道筋を通って実現するのか、自動車技術に詳しいジャーナリストが予測する。


目次-INDEX

第1章 眼前にある想定外の未来
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  • 自動運転技術とは/クルマにまつわる問題をほぼ解決/自動運転の時代は電気自動車の時代/高齢者にとって欠かせないものに/物流コストを半減、人手不足にも対応/クルマは「所有から利用へ」/楽しみ方が多様に/移動コストが激減/無料タクシーも登場/EVの普及で重みを増す「電池」/次世代を担うのは誰か/すでに始まっているユーザーの囲い込み/クルマがユーザーを連れてくる/アップル社も食指/別掲記事1・自動車運転次代のライフスタイル
第2章 自動運転が日本の産業界にもたらすこと
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  • 日本の生命線は自動車産業/クルマはコモディティにならない/クルマの選び方が厳しく/重要度増す人間の感性研究/電池は「価格から性能」に/5年・50万kmを保証できるか/クルマの材質も変わる/CFRP応用で先行するBMW社/多様化がさらに加速/多品種展開に対応した構造へ/クルマづくりにもオープン化の波/生産台数は減るのか/公共交通機関からのシフトも/日本の電池産業が勝ち残るには/重要度を増す信頼性と高速充電/シリコン系の材料が有望/急速充電や信頼性の向上を可能に/周辺産業も激変/トラック輸送のコストを半減/新しい産業も生まれる/別掲記事2・燃料電池車の普及には疑問符
第3章 ここまできている自動運転技術
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  • 自動運転を目指しているわけではない/幅広い車種に自動運転技術を搭載/首都高速で手離し運転/安倍首相が試乗/1950年代から検討始まる/軍用車両の無人化研究が発端に/世界で開発競争が激化/自動運転車でレースに参加
第4章 自動運転、普及のシナリオ
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  • 3次元地図やGPSも併用/空いている場所を見つける/始まりは追突防止技術/日欧で進む自動ブレーキの義務化/乗用車でも自動ブレーキが評価項目に/普及のきっかけになったアイサイト/低価格化が普及の起爆剤に/検知距離の長いミリ波レーダー/コストが高いのが難点/コスト低いレーザーレーダー/その物体が何なのかを知る/標識まで検知できるカメラ/2台のカメラを並べて使う/1台のカメラで距離を測定/自動運転につながる支援技術/近く実用化されそうなシステム/完全な自動化に至る四つの段階/格段に難しくなる一般道路の自動運転/周囲とのコミュニケーション手段が必要/生活道路での実用化は当面先に/「高度な自動化」レベルでは止まらない/急に運転は代われない/ハッキングにも対策が必要/最後の障壁は人の心

著者:鶴原吉郎/仲森智博
監修 : 逢坂哲彌
四六判、200ページ
本体価格:1500円+税
発行:日経BP社
販売:日経BPマーケティング
発行日 : 2014年10月6日
ISBN : 978-4-8222-7396-5


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