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特集・株式会社エム・ソフト

 画像技術を駆使して、「心に伝え、未来に伝えていく」をモットーとしているのがソフトウェア会社のエム・ソフト(東京・台東区)。同社の映像や画像の切り抜きサービスはもともと定評がある。独自技術によるマスク画像を用いることで、これまでにない自然な切り抜き合成が実現可能になるからだ。数々の映画作品、TV番組を初め、映像制作の現場で数多く利用されている。

ARを利用した観光アプリ「かんぷら」を発表

 そんなエム・ソフトが2009年からいち早く手がけているのが拡張現実(AR)技術の開発と応用だ。

 ARとは、カメラで写した現実の映像にデジタル情報を合成し、人間が知覚する現実をコンピューターで拡張する技術のこと。お菓子のパッケージにスマートフォンをかざすとキャラクターが浮き上がるの楽しむといった身近な例から、航空機のメンテナンスを行う技術者に情報を提供したり、医療で手術支援に利用したりするなどの高度な応用研究が進められていて、今後はいっそう身近な技術として活用されることが期待されている。

 エム・ソフトは2016年1月、ARを利用した観光アプリ「かんぷら」を発表した。観光スポットへのルートガイドをしてくれるなどの機能が詰まったパッケージサービスだ。多言語にも対応し、自治体向けの提案にも適した内容になっているのが特長だ。

訪日外国人にも直感的に方向が分かる空間エアタグ

 機能の一部について具体的に見てみよう。まずは「スポット表示」。観光スポットは、メニューバー、地図上のピン、エアタグ(仮想的に添付した風景情報のこと)の3つのタイプでスマホ画面に表示され、土地勘の無い訪日外国人にも直感的にどの方向に目的のスポットがあるのかが分かりやすい。

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 知りたいスポットに指で触れると、写真、文字情報、URLリンク、地図といった詳細が表示される。言語は日本語・英語・中国語(簡体、繁体)・ハングル語・インドネシア語・ベトナム語・タイ語に対応している。

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観光情報はいつでも追加変更可能。ログ分析で継続的改善へ

 これらのコンテンツは「かんぷらクラウドサーバー」で管理しており、「かんぷら」を導入する側(観光事業者、自治体など)はコンテンツ管理システム(CMS)に観光情報を登録するだけで簡単に運用できる。ユーザーはもちろん無料のスマホアプリで楽しめる。

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「スタンプラリー」でキャンペーンサイトへ誘導

 「スタンプラリー」という機能もある。任意の観光スポットを複数選択して、スタンプラリーのコースをつくることが可能。スタンプはGPSを利用してポイントエリアに入ると自動的に取得できるタイプと、ARマーカーをスマホのカメラをかざして取得するタイプがある。すべてクリアしてコンプリートすれば、キャンペーンサイトへ誘導する。あるいは最終地点をお土産ショップに設定して誘導をかけるといった使い方ができる。

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コンテンツサポートからマーケティング分析までワンストップで対応

 発表以来、導入を検討する自治体が増え、なかには「外国人観光客のための避難誘導に利用できないか」といった声もあるという。また「“ご当地アプリ”をつくりたいといった要望があちこちの自治体や観光協会からよせられている」と映像事業部長の代永英明氏は話す。

 エム・ソフトは2つのプランを用意している。アプリ「かんぷら」にコンテンツを登録して観光情報を発信するサービス型プランが一つ。これは新たな開発が不要で、すぐに使え、安価に利用できる。もう一つは、「かんぷら」をベースにオリジナルのアプリを作成し、観光情報を配信するOEM型プランで、既に複数の自治体や観光事業者のオリジナルアプリとして公開されている。
お客のニーズに合わせて豊富な機能を盛り込めるのが特長だ。

 「かんぷら」を導入すれば、観光客のアクセス記録をもとに人気スポットなどさまざまなマーケティング分析ができるのもメリットだ。エム・ソフトでは、「コンテンツサポートからマーケティング分析までワンストップで対応できる」(代永氏)としている。

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