
ベランダでできる簡単コンポストの方法、ハーブガーデンの作り方、土作りのノウハウ・・・。ここは、東京から一時間半、海を一望できる神奈川県・小田原のみかん畑。月に一度NPO法人BeGood Cafeの主催で、一般から参加を募って、ワークショップを開いています。おかげさまで、30名の参加枠は毎月満員御礼です。

小田原市では、みかん農家の後継者不足が一因で、手入れが行き届かず放置されているみかん畑が増えています。放置農園は、小田原に限らず日本の田舎に行けばどこにでも見られる問題。この国の食・農のあり方、経済のあり方など深い要因が絡み合う、古くて新しい問題です。
みかん農家によって代々守られてきた貴重な資産(果樹、景観、知恵・技術等)を、なんとか後世に残すことはできないか? オレンジプロジェクトでは、みかん畑を一般市民に開放し、"コミュニティガーデン"として土いじりに参加してもらうことで、楽しく継続的に土と関わる方法を提案しています。
3年前から始まったオレンジプロジェクトですが、当初は草だらけの荒地でした。ハーブガーデンやパーゴラ作りを通して、着々と居心地のよいコミュニティガーデンに成長してきました。今年収穫されたミカンは、12月11日~13日にビッグサイトで開催されるエコプロダクツ2008でもお目見えする予定です。

最近のワークショップでは、収穫した小麦を使ってクッキー作りに挑戦しました。小麦を乾燥させ、粉にし、てんさい糖や菜種油を使って「農園クッキー」に。農園生まれの炭を使った七輪で焼き、使い終わった器材は雨水タンクの水で洗います。調理に使用するエネルギーや水についても、「自然の循環」の視点で考えたこだわりのクッキーです。
オレンジプロジェクトでは、きれいな植栽をするだけの単なるガーデニングではなく、『パーマカルチャー』の考え方に基づいた持続可能な庭造りを行っています。パーマカルチャー(Permaculture)とは、Permanent(永続する)、 Agriculture(農)、Culture(文化)を語源とする造語。自然の仕組みをベースに、その土地にある資源(水・エネルギー・土壌・空間・人材など)を有機的につなげ、より環境負荷の低い持続可能な暮らしを創出するデザイン体系のことです。
もちろん、オレンジプロジェクトの畑では農薬・化学肥料は使用していません。昆虫の働きやハーブの植え合わせなど、生態系の仕組みをうまく利用して手間を極力省く方法で設計されています。それに加えて、やっぱり自分の手で作る、地球に触れる楽しさは、何ものにも変えがたい! ハーブの香り、土の手触り、蜜柑のまぶしいオレンジ色・・・。「本で読むだけじゃわからない」、手作りライフスタイルの豊かさに触れることができるのです。


オレンジプロジェクト2008 スケジュール
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パーマカルチャー講座 スケジュール
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過去のレポートはこちら http://begoodcafe.com/main/orange2008_report
お申込みはこちら http://begoodcafe.com/main/orange2007_next
NPO法人BeGood Cafe
「持続可能な社会と平和」をグランドテーマに、10年前の原宿で生まれたコミュニティ・カフェ。食・農・環境・教育など各分野から講師を招き、トークイベントやワークショップなどを開催してきました。最近では企業や自治体と協力し、「オレンジプロジェクト」や「エコビレッジ国際会議」など持続可能な社会の実現に向けた各種イベントを開催しています。