

1年を通して旬の野菜の選び方、保存法、食べ方をご紹介してきたこの連載も今回が最終回。寒い冬は冬野菜たっぷりの鍋や煮物などで体をあたためて、寒さに負けない体力づくりをしてください。

【旬の時期】
11月~3月
【選び方】
茎が太く、すが入っていないもの。花蕾が密集し、堅くつまっていて、緑色が濃いものが新鮮でおいしい。
【上手な保存法】
鮮度が落ちやすいため、ラップやビニール袋などで、しっかり包んで野菜室で保存。1~2日保存が可。長期保存する場合は、かために茹でて冷凍室へ。
【食べ方ワンポイントアドバイス】
花蕾は、加熱し過ぎると食感を損ね、色も悪くなってしまいます。下茹でするときはさっとかために茹でるのがポイント。
太い軸(茎)の部分は、皮をむいて食べやすい大きさに切ってから先に茹で、後から時間差で花蕾をさっと茹でると失敗がありません。
マヨネーズとの相性もよいので、オーロラソース(マヨネーズ+ケチャップ)、チーズソース(マヨネーズ+パルメサンチーズ)など子どもと一緒に、手作りディップを楽しんでも。

【旬の時期】
11月~2月
【選び方】
根深ねぎ/全体的にみずみずしく、白い部分が多いほうが新鮮です。青と白のちょうど分かれ目の部分がかたく、しっかりしまったものを選びましょう。
葉ねぎ/先端までぴんとして、青々としているものが新鮮。
【上手な保存法】
新聞紙などに包みビニール袋に入れて、冷暗所で立てて保存。3~4日保存が可。使いかけのものや細い葉ねぎは、保存袋に入れ野菜室で保存を。
長く保存したい場合は、泥つきのものを購入するのといいでしょう。
【食べ方ワンポイントアドバイス】
子どもが苦手なねぎの辛みは、加熱すると甘みに大変身! みじん切りにしたねぎを弱火でじっくり炒め、カレーやシチューに利用すると、甘みがでて大活躍します。
3cmほどの小口切りを鍋ものに入れてじっくり加熱すれば、うまみみたっぷりのとろとろねぎが簡単にできあがりますよ。

【旬の時期】
12月~2月
【選び方】
株元がしっかりしていて、根の切り口が大きく赤みが強いものがおいしい。葉先までぴんとしているものを選んで。
【上手な保存法】
購入したら一度全体にさっと水をかけて汚れをとり、水気を軽くふき取って新聞紙に包み、ビニール袋に入れて野菜室へ。2~3日保存が可。
すぐ食べきれない場合はかために茹でて、水にさらし、水気をしっかり絞ってから冷凍保存を。
【食べ方ワンポイントアドバイス】
ほうれん草の赤い根の部分は、子どもの成長に必要なマンガンという栄養素がたっぷり含まれているので、捨てずにぜひ食べるようにして。
泥が入り込んでいるときは、根元に十文字の切り込みを入れ、流水で流しながらキッチンブラシで洗えば上手に泥が落とせます。
最近のほうれん草はアクが少ないものも多いので、下ゆでせずそのまま食べやすい大きさに切ってしゃぶしゃぶの材料にしても。豚肉との相性はぴったりで、簡単においしくいただけます。

【旬の時期】
12月~3月
【選び方】
表皮がなめらかできめ細かいものは、中もみずみずしくおいしい。ひげ根の穴が縦にまっすぐならんでいるものは、生育状態のよい証拠なのでしっかりチェックを。葉付き大根は、葉が青くしおれていないものを選ぶようにして。
【上手な保存法】
葉茎を切り落とし切り口をラップで包んだら、新聞紙で全体を巻きビニール袋に入れて、野菜室へ。外気温が低い時期は外(冷暗所)に置いてもOK。どちらも5~7日間くらい保存が可。葉は新鮮なうちに茹でるなど加熱してから冷凍して保存を。
【食べ方ワンポイントアドバイス】
冬の大根はみずみずしく甘みもたっぷりです。
上~中部分は、大根おろしなど生食向き。ただし、時間がたつと辛みがでるので、食べる直前におろすようにしましょう。
辛みが強い下部は加熱調理がおすすめ。大根の辛みは皮の部分に多くあるので、思い切って厚めに皮をむき一度茹でこぼしてから調理すれば、味しみもよくなりおでんなど煮物にもぴったりです。
むいた皮は食べやすい大きさに切り、1~2日天日に干せば、「簡単切干」のできあがり。驚くほど甘くなり、さっと水でもどして、きんぴら風にするのもおすすめです。
葉は青臭さが気になる場合は、さっとゆがくか、刻んだものに塩を振り軽くもみ、しぼってから炒めましょう。卵やしらす干しとの組み合わも美味。

【旬の時期】
12月~4月
【選び方】
表面に傷がなく、つやとハリがありみずみずしいものが新鮮。茎がしっかりとして、折れていないものを選ぶようにします。茎の付け根部分に小さな穴が多く、乾燥しているものはスが入っている場合があるので注意して。
【上手な保存法】
葉とひげ根を切りとり、ラップに包んでからビニール袋に入れ、冷蔵庫の野菜室へ。2~3日保存可。葉をすぐ使わない場合は塩ゆでして水気を絞り、冷凍に。
【食べ方ワンポイントアドバイス】
冬に出回るかぶは甘みもたっぷりで、味しみがよいのに煮崩れしにくいのが特徴。クリーム、コンソメ、トマト系の洋風から、味噌汁の和風まで、おいしいスープが簡単にできます。
やわらかい葉も、もちろんスープに加えていただきましょう。具に入れる肉類がないときは、バターをほんの少し加えてコクを出すといいですよ。
かぶを丸ごと煮込みたいときは、茎を切り離した部分に、十文字に隠し包丁を入れると、早く煮えます。
ちなみに春先に出回るかぶは、やわらかく煮崩れしやすいのが特徴なので、こちらはぜひ生食で。冬から春まで、かぶのおいしさを存分に楽しんでいただきましょう。
(2010年12月17日)