本誌連動企画

子育ての悩みを解決して「怒らないママ」になるQ&A

イラスト|林ユミ
記事の中で分からないことがあったら……Sooda!に質問してみよう!

子どもが小さいころは小さいなりに、大きくなるにつれまた違う悩みが出てくるのが、子育てというものです。そんなママのお悩みに、本誌でコラム「お気楽育児の親ゴコロ」を連載している子育てコーチの川井道子さんがウェブ連載でアドバイス!

今回のお悩みテーマ 「子どものダダにお手上げ!」

お悩み①
大声を出したり物にあたる4歳の長男の落ち着かせ方は?(4歳・男の子)

4歳の長男は気に入らないことがあると、すぐに大きな声を出したり、机や物をバシバシ叩いたり、弟をいじめたり。あまりにも頻繁で、私も逆効果だとわかっていながら、ついつい大声で叱ってしまいます。こんなとき子どもを落ち着かせる方法は?(しばっち さん)

 お兄ちゃんは、具体的にどんな時にダダをこねるのでしょうか? その時、彼は何を主張していますか? 「観察する」という気持ちで少し距離をおいて見ることが、ママがダダに巻き込まれないコツです。
 「予測」して「対処法」を準備できれば、しばっちさんのストレスも軽くなるはず。そうすれば「つい大声で叱って逆効果」も避けられるようになってきます。
 さらに「ダダがうまく収まったのはどんな時か?」を見逃さないでヒントを見つけましょう。いろんな「対処法」は、あれこれ実験する気持ちで気軽に試してみてね。

お悩み②
一度言い出したらきかない3歳児のこだわり(3歳・女の子)

一度言い出したら聞かない娘に、ほとほと困ってます。たとえば入浴後、私がすでにパジャマまで着終わっているのに、もっと一緒に湯船で遊びたかったのか「もう一度お風呂に入ってほしい!!」と絶叫したり・・・。ほかのことで気をそらせようとしても、聞く耳持たず(涙)。結局1時間以上、押し問答してました。(メイ さん)

 娘さんの様子を読んで、わが娘ペコのダダ全盛期を思い出しました(笑)。
 ここでの決めワザは、子どもの言い分を否定せず、まずいったん受け止めること! 否定すると、さらに主張するので逆効果なんですね。
 メイさんもお気づきのように、娘さんは「もっとお風呂で遊びたかった」わけですから、「そっか、もっと遊びたいんだ」「楽しかったね」と、気持ちを受け止めてあげると子どもは少し落ち着くはずです。そこで「だけどパジャマも着ちゃったから、また明日遊ぼうね」とメッセージを伝えてみては?
 健闘を祈ります。

お悩み③
自分を譲らず、叱ると逆切れ&いじける息子(7歳・男の子)

男兄弟の下の子のほうが、話し合いができず困っています。兄弟喧嘩でも、自分がやったことは棚に上げ、こちらの仲裁も聞かないで、自分を譲らず言い返してきます。私が声を荒げると、今度はいじけて、いつまででも殻に閉じこもります。毎回、<説明→聞かない→説得→逆切れ→叱る→いじけ>の繰り返しなんですが・・・。(エコエコマム さん)

 このパターンには「押してもダメなら引いてみな」の法則が有効かもしれません。
 いくら言っても相手が話を聞かないのなら、まずこちらが相手の話を聞いてみるのです。また人は誰しも攻撃されると、反撃するか逃避すると言われています。エコエコマムさん自身が攻撃モードになっていないか、ちょっと深呼吸してみましょう。
 そして、「説明→聞かない→説得→逆切れ→叱る→いじける」という一方通行から、「説明→聞かない→相手の言い分や希望を聞く→こちらの希望を伝える→ふたりで考える」という双方向コミュニケーションへ・・・。まずは、ママから始めてみませんか。

お悩み④
忙しい朝に限って着替えに「ヤダーッ!」

朝、着替えに何を選んでも「ヤダー」とダダをこねる時があります。保育園の時間が迫っていて無理やり起こしたときなどは、特にそう。時間に余裕があれば私も落ち着いてあやしたり、アプローチを変えられるけど、忙しい朝はせかすだけになってしまい、ダダに拍車がかかってしまいます。(四季 さん)

 2つのアプローチが考えられそうですね。
 まず、1つは「時間に余裕がある時は落ち着いてできる」のですから、余裕を持たせるためにできることを考え、実践する。
 もう1つは「(四季さんが)何を選んでもヤダーと言う」のなら、子どもに選ばせてみるという選択肢です。「これとこれなら、どっち?」と2択にしたり、「どんな服がいい?」と聞いたり…。
 人は「押しつけられる」と反発しますが、「自分で選んだ」と感じれば納得するものです。あとはコーディネイトが少々ヘンでも、子どもの選択を尊重して(笑)。

お悩み⑤
すねていじける長男に、注意の仕方がわからない(4歳・男の子)

4歳の息子は妹(魔の2歳児真っ最中)思いでやさしい子なのですが、おやつを2度も3度も欲しがるなどのわがままを言うことが。注意すると機嫌を損ねて、目に涙をためながら「もうぼくなんていなくなっていいんだね」と…。怒るにも怒れず、どう対応してあげたらいいのか知りたいです。(みそね さん)

 これは赤ちゃん返りの変形バージョンですね。「ボクもだっこ!」「妹だけズルイ!」とストレートに言えない、心やさしいお兄ちゃんなんですね。
 わがままもすねる行為も、本当は「もっとボクを見て、かまって、愛して」という要求だとすれば、その対処法もおのずと見えてきませんか?
 ハッキリ言って「おやつ」は関係ありません(笑)。ダメなものはダメでいいんです。それよりお兄ちゃんは、すねながらもママの愛情を確認していますから、そこをしっかり受け止めて、本当の要求を満たしてあげてください。
 みそねさんならどんな方法で彼の気持ちに応えてあげますか?

子育てコーチングとは?

子育てコーチングの基本は、「答えは相手の中にある」! だからコーチは、簡単に答えを教えたり、自分の答えを相手に押しつけたりしません(笑)。その人が「自分で考えて、答えを見つけ、実践していくこと」をサポートしていくのです――。ここでは、そんな、ちょっと変わった“Q&A”をやってみましょう。

川井道子(かわい・みちこ)

コーチングの手法を使った子育てコーチングをアドバイス。2男1女の子育て中という経験を生かしたアドバイスが多くの人の共感を呼ぶ。著書に『いいかげんにしなさい!と怒らない子育て』(PHP研究所)など。今春より各地で「子育てコーチング塾」を順次開催。詳しくはブログへ。

ブログ「タオ通信」http://taoterry.blog35.fc2.com/

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次回の「怒らないママになるQ&A」は8月12日UP予定です。

(2010年5月7日)
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