本誌連動企画

 部屋を暖かくして、じっくりと過ごす時間を大切にしたい季節です。ことこと煮物をするかたわらで、冬の健康素材を使ったびん詰めを作ってみるのはいかがですか?

 またこの時期は、クリスマスやお正月、バレンタインと、人に会ったり、ギフトを贈ったりする機会が多いとき。お手製のびん詰めをさりげなくプレゼントしてみては? びん詰めの簡単なラッピングの方法もご紹介します。

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冬の日本料理の友、「ゆず」

 ゆずは中国原産。日本では飛鳥・奈良時代より栽培され、今現在、生産・消費ともに世界一位です。ゆずに含まれる、ビタミンCやフラボノイドは、抗酸化作用によって活性酸素を除去し、風邪などの病気予防、抗がん作用、血中コレステロールの低下作用、美肌効果をもたらします。

 ゆずの独特な香りは、シトラール・リモネンという精油成分に起因していますが、血行促進や新陳代謝促進に効果があり、冬至のゆず湯の効能は言わずもがなです。

 日本料理に大活躍するゆずの皮ですが、ちょっと目先を変えた使い方2種と、残った房を使ったジャムをご紹介します。

ゆずピール

ゆずの皮のさわやかな苦味がお口にひろがる和風ピール。お茶菓子だけでなく、おせち料理の箸休めにもなります。苦味成分であるリモノイドにも、抗がん作用、悪玉コレステロール抑制効果があるとか。チョコでコーティングしたり、更にココアパウダーをかければ、バレンタインのギフトにもぴったり。

材料(つくりやすい分量):
ゆず3個分の皮 (わた付き 約200g)
グラニュー糖 100g
水 100㏄

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作り方:
  1. ゆずをよく洗い、4等分に切る
  2. ゆずの皮を白いわたを残して、房を取り除く(房は、ポン酢などに利用するか、ゆずジャムを作るのにとっておく)
  3. 鍋にたっぷりの水を沸騰させ、2を入れ10分ほど煮立たせて茹でこぼす。新しい水を加え、同じ作業を5分ずつ3回繰り返し、苦味を取る
  4. やわらかくなった皮を拍子木切りにする
  5. グラニュー糖と水を鍋に入れて火にかける。砂糖が溶けたら、4を入れ弱火にして15分ほど煮て、わたが透明になったら皮を取り出す
  6. 鍋のシロップを焦がさないように注意して、かき混ぜながら半量になるまで弱火で煮詰める。皮を戻し入れ、鍋をゆすりながらやさしくかき混ぜて、7~8分弱火で水分を飛ばし、焦げる寸前まで煮詰める
  7. 6をオーブンペーパーに広げて冷ましながら乾燥させる
  8. 小鉢にグラニュー糖を入れ(分量外)7をまぶしてさらに乾かす

保存期間:
冷蔵庫に保存して2週間。それ以上保存したい場合は、小分けにして冷凍する。

おすすめの食べ方:
そのままお茶菓子に。チョコレートがけにする場合は、7にとかしたチョコレートをコーティングする

ゆずチェッロ

グラッパのようにイタリアで食後酒としてよく飲まれるリモンチェッロをまねた、ゆずチェッロをご紹介します。アルコール度の高いお酒でゆずの皮の色とエキスを抽出して、甘いシロップを加えて作ります。ゆずの香りがとじ込められたリキュールは、イタリア料理、日本料理とどんなお料理にも合います。今回はポーランドのウォッカを使用しました。

材料(つくりやすい分量):
ゆずの皮 3個分
ウォッカ(90度以上 火気厳禁です!)
グラニュー糖 500g
水 500㏄

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作り方:
  1. ゆずの皮の黄色の部分を削ぎとり、清潔なガラスのびんに入れてアルコールを注ぎ、10日ほど置く。毎日びんを揺すって全体をなじませる
  2. 鍋にグラニュー糖と水を入れて煮立て、シロップを作る。砂糖が溶けたら冷ましておく
  3. 1のびんの中身を漉し、皮を取り除き、保存するびんに入れ、冷めたシロップを加える。1ヶ月ほど寝かすとおいしくなる

保存期間:常温で数年

おすすめの飲み方:
  1. よく冷やして少量を食後に
  2. 氷水やソーダを加えて食前酒に

ゆずジャム

ゆずピールやゆずチェッロで残った房を使った、簡単ですが甘酸っぱさがほどよい、極上ジャム。ゆずの房の薄皮はやわらかく、すぐ煮くずれるので、短時間で作れます。

材料(つくりやすい分量):
ゆず3個分の房(約180g)
グラニュー糖 150g(ゆずの重さの80~100%)
水 150㏄

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作り方:
  1. わたを取り除いた房を手で絞り、果汁をとっておく
  2. 種を50㏄の水と一緒に煮立たせ、茶漉しでこして煮汁をとっておく
  3. 房を細かくきざむ
  4. 鍋に3と、2の煮汁と残りの水を入れて火にかけ、グツグツ煮たったら弱火にして、あくをとりながらかき混ぜて、薄皮がとけてトロトロになるまで約20分煮る
  5. 砂糖と果汁を加え、中火で15分ほど煮詰める
  6. 熱いうちに清潔なびんに詰める

保存期間:
冷蔵庫に保存して3週間。熱湯消毒したびん(消毒のやり方はこちら)を使用し、脱気殺菌(脱気殺菌のやり方はこちら)してびんの中の空気を抜くと、より長く保存できます。その場合も冷暗所で保存し、半年を目処に早目に食べきって下さい。

おすすめの食べ方:パンやヨーグルトと一緒にどうぞ
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(2009年12月11日)
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