本誌連動企画

お裁縫の基本をおさらい(1)

監修|ピースフル・ピーセズ
本誌ecomomで、3月号からリメイクの監修を担当。東京・中央線沿線在住のリメイク好きの集まり。著書に『楽しいリメイクソーイング』(二見書房)がある。

本文イラスト|林ユミ

手縫いの基本

お裁縫の中でも最も基本となる手縫い。縫う場所や素材によって、いろいろな縫い方がありますが、“とりあえず”押さえておきたいのは、ここで紹介する「並縫い」「本返し縫い」「半返し縫い」「まつり縫い」の4つです。

並縫い
手縫いの基本となる縫い方です。縫い目は0.5cm程度が目安で表と裏の針目をそろえるように。布を縫い合わせるときの定番の縫い方ですが、仮縫い、ミシンをかけるときのしつけとしても使います。刺し子のようにステッチにすることで布が丈夫になるので、雑巾などもこの方法で縫います。


・縫い方
両手を20cmくらいあけて布を持ち、左手で布をピンと張る。ひと針0.5cmくらいで、何針か縫い進め、針先を出したまま糸をしごき、針を抜く。

本返し縫い
1針ずつ返しながら、針目をあけずに縫う、手縫いで一番丈夫な縫い方です。表目はミシン目のように、裏は重なった縫い目になるので、ミシン縫いの代わりにも。ほつれた場所の補修、手縫いでファスナーをつけるときなどに便利な縫い方です。


・縫い方
1針縫うごとに、前の縫い目まで戻り、倍の長さをすくう。はじめと終わりに2針返し縫いをしてほつれを防ぐ。

半返し縫い
半針ずつ返しながら縫う、丈夫な縫い方です。本返し縫いよりやわらかいので、ニットやジャージなど伸び縮みする素材にも向いています。表は並縫いのような仕上がりで、裏は重なった縫い目となるので、並縫いのようなステッチをみせながら丈夫に仕上げたいときにも使います。


・縫い方
1針縫ったら、前の縫い目との間の半分を戻り、戻った分の3倍をすくう。はじめと終わりに2針返し縫いをしてほつれを防ぐ。

まつり縫い
表に響きにくく、しっかりとめられるので、すそなどをまつるときに使います。普通〜厚手の布地向きの縫い方で、糸は表地の色に合わせたものを選びます。

あげる部分を3〜4cmほど折り返し、さらに縫い代を0.5cm折る。

表地の織り糸を1、2本すくい、0.4〜0.7cm先の折り山をすくう。

表地の織り糸と折り山を一緒にすくってもよい。最後は折り山の裏で玉どめを。

表には小さな縫い目がみえる。

ミニ知識
Q:使いやすい針とは?

自分に合った使いやすい長さで、針すべりのよいものを

 縫い針には大まかに「和針」と「メリケン針」がありますがどちらを使っても問題はありません。初心者なら、「縫い針」として売られているもので、目的にあった表記がされているものがおすすめ。針には「普通地用」(木綿・ウールなど)、「厚地用」(木綿・麻など)の表記があるので、使う布に合わせて選びましょう。長さや太さが違う針がセットになったものがあれば、何にでも対応できるので便利です。

 また、針は薄地用が短くて細く、厚地用が長くて太くなりますが、使い勝手や好みで選んでも。ただし、「薄地」を太い針や糸で縫うと、縫い目が目立ったり、しわになったりすることがあるので、注意が必要です。

* 次回は6月号の発行にあわせて掲載の予定です。お楽しみに。

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