本誌連動企画

エコカー & エコなコンパクトカー

 全長3m未満の小さなボディで大人がちゃんと 4人乗れるユーティリティを実現したトヨタのコンパクトカー「iQ」。ガソリン1リットル当たり23kmという燃費のよさや安全性の高さなどが認められ、日本カー・オブ・ザ・イヤー2008−2009を獲得。発売から約2カ月で国内受注台数が約8000台に達しました。

 iQなどのコンパクトカーが注目されているのは、「ずばり燃費のよさ。低燃費エンジンに加えて、無段変速によって燃費をよくするCVT機能が付いているため、低燃費で環境にやさしく、ガソリン代の節約にもなる“エコロジー&エコノミー”な車です」と、自動車ジャーナリストの川端由美さん。

 ボディは小さいながら、排気量は1000~1500ccクラスで、高速道路を十分に走れるパワーも。「室内空間も広く、旅行用の荷物が積めるくらいの荷室、豊富なカラーバリエーションのものも増え、積極的に選ぶ車になっています」(川端さん)。

 川端さんによると、コンパクトカー随一の低燃費で、後席の座席が床下に折り畳め、自転車も載せられるホンダの「フィット」や、カタログ燃費だけでなく実際に走った時の燃費も向上した日産の「ノート」、大人がちゃんと座れる3列シートのミニ・ミニバン、トヨタの「シエンタ」などがファミリーにはおすすめだそう。

 税金や保険の優遇制度がある軽自動車も低燃費化が進み、選択肢に含めたいところ。ただ、排気量660cc以下という制限があり、高速道路ではかえって燃費が悪くなるデメリットもあるので、車に乗るスタイルにあわせて選ぶと良いでしょう。

 価格が高めだったハイブリッドカーでも、180万円台で購入できるホンダのインサイトが登場し、手が届きやすくなります。メルセデス・ベンツやBMWからもハイブリッドカーが発売される予定で、選択肢は広がります。夏には三菱自動車から電気自動車の「iMiEV」が市販され、電気自動車の普及も進みそうです。 (文・橋本伊津美)

トヨタ

Q (140万円~) 4人乗りなのに 全長3m未満のコンパクトさ

全長3m未満のサイズで4人が乗れる超コンパクトカー。狭い道や駐車場もラクに運転できます。軽量ボディやコンパクトエンジンによって、23km/lの低燃費を実現。CO2の排出量も1kmあたり101gで、環境への配慮もされています。

シエンタ(157.5万円~) シートアレンジもしやすい コンパクトミニバン

3列シート7人乗りのミニバンながら、全長約4m。7人乗りではトップレベルの低燃費・低排出ガス設計です。2、3列目を折り畳んで格納すれば広々としたラゲージスペース(間口幅1.07m×開口高さ1.09m×奥行き1.415m)になり、荷物の多いママにはウレシイ一台です。

ホンダ

インサイト(189万円~) 手が届きやすくなった ハイブリッドカー

今春、発売のインサイトは、180万円台から購入できるコンパクトカーサイズのハイブリッド専用車。アイドリングストップ時間を延長したり、エアコンの省エネ制御などを自動的にサポートする「ECONモード」がついていたり、エコドライブ度を教えてくれる機能が搭載されています。

フィット(119.7万円~) 視界が広くて、狭い道もスイスイ ママにも安心の乗り心地

気持ちのいい開放感にあふれた室内空間が特徴のフィットは、街乗りはもちろん、遠出にもぴったりの一台です。前方だけでなく、左右の視界も広いので、安全確認がしやすいのがママにも安心。自転車も積み込めるほどラゲージもゆったりしています。低燃費・低排出基準をクリアしたグリーンカーです。

日産

ノート(135.45万円) 街乗りにも、遠出にも心強い 1.5lエンジン&2段マルチトランク

パワー不足というコンパクトカーのイメージを変える走り心地で、近所での買い物から旅行までフレキシブルに対応できます。トランクは2段で、たっぷり収納できると同時に、汚れたものときれいなものを積み分けられます。10色から選べるボディカラーも女性には魅力。

監修: 川端由美(かわばたゆみ)

自動車ジャーナリスト。エンジニアとしてメーカーに就職するが、車好きが高じて自動車雑誌の編集者を経て現職。自動車の環境問題と新技術を中心に、技術者、女性としての目線でリポート。小学1年生の息子さんも車好き。試乗用の車で一緒にドライブすることも多く、「お母さんはいろんな車に乗せてくれるから大好き」と言ってくれるそう。
⇒ 本誌連動企画 トップへ戻る
▲ページTOPへ