本誌連動企画

吉川千明さんが語る もっと知りたい、アロマの神秘


吉川千明(よしかわ・ちあき)さん

美容家。ジュリークショップ青山、白金台ビオ・パスカルなど都内に6つのサロンとスパを主宰。コスメ・スパ・食・漢方・女性医療と幅広く女性のためのライフスタイルを提案。
http://www.chiaki-yoshikawa.com/

著作
プレ更年期からの女性ホルモン塾 』(共著)小学館
アロマ組合わせ手帖』地球丸

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「内側からきれいになる」を求めて オーガニックコスメと出合う

 かつては企業内教育で人材育成に携わっていた吉川さん。カメラマンのご主人と結婚、出産を経て、1991年に、フリーランスで活動する若いクリエーターのサポートをする会社を設立しました。

 クリエーターたちに刺激されながら、もともと大好きだった美容の勉強にのめり込んだ吉川さんは、「美容によって人を、内側からもきれいする仕事がしたい」と決意。準備期間を経てアロマテラピーやタラソテラピーなど、自然療法を取り入れた美容の道に進みます。

 そこで出合ったのが「ジュリーク」というオーガニック化粧品でした。


「ジュリークショップ青山」
東京都港区北青山2-12-42
北青山の住宅街にある、桜の古木が目印のショップです。
http://www.dayspa.co.jp/salon/j_aoyama.html

 創始者であるクライン博士と園芸家のウルリケ夫人は、ピュアな土壌を探し求めて、ドイツから南オーストラリアに移住して自社農園を展開。そこから生み出された精油やコスメは、海外では高く評価されていながら、当時の日本では無名の存在でした。

 ほかの化粧品にはないオーガニックコスメのパワーに気づいた吉川さんは、本国との交渉などの苦労の末、1997年に、世界で17番目、日本では初のコンセプトショップ「ジュリークショップ青山」を出店。

 国際線のフライトアテンダントや高感度な女性たちの口コミで人気が高まり、東京の代表的なオーガニックコスメのショップ&サロンのひとつに成長しました。

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計り知れない植物の恵み。 体の中からきれいになる術を知る

 吉川さんとアロマテラピーの最初の出合いは、美容の道に進もうと決意した後に、資格取得のために学んだ専門学校。

 アロマテラピーという言葉が一般には知られておらず、精油(エッセンシャルオイル)も手に入りにくかった時代。フランスの植物療法についても学び、知識を深めていきました。

 勉強のためにいろいろな化粧品を試しすぎて疲れていた肌が、アロマテラピーによって生き生きと蘇ったという自分自身の経験も、後の「ジュリ—ク」をはじめとしたオーガニックコスメの出合いともつながることになります。

 その後、プライベートサロンである白金台の「ビオ・パスカル」を立ち上げるなど、現在ではナチュラル感を重視した6つのサロンとスパを主宰。また医療の専門家とともに本を出版する、後進の育成にも力を注ぐなど、次々と「女性の美と健康」のために活躍しています。

 忙しい毎日の体調管理にも、精油をはじめとした植物療法を取り入れている吉川さん。自分や家族のために幅広く使える植物の恵みに、1年の連載を通して触れてみましょう!


「ビオ・パスカル」
東京都港区白金台5-5-16
「ジュリーク」以外のブランドも含めたオーガニックコスメを使った、吉川さんセレクトによるトリートメントが特徴
http://www.dayspa.co.jp/
salon/biopascal.html
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連載をより楽しむために アロマテラピーの基礎Q&A

Q
アロマテラピーとはいつから始まったものですか?
A
植物の香りの成分は、紀元前の昔から人類の暮らしに役立てられてきました。「アロマテラピー」という言葉は、20世紀のはじめにフランスの化学者・ガットフォセが実験中の爆発で大やけどを負った際に、そばにあったラベンダーの精油(エッセンシャルオイル)で手当てをしてその効用を自ら体験、植物の香りの治療効果を「アロマテラピー」と名づけたのがはじまりです。
Q
代表的な香りの作用にはどんなものがありますか?
A
例えばラベンダーなど精神の鎮静効果のある精油は心や体をリラックスさせます。ユーカリやティートリーは吸入などで取り入れることで抗菌作用を発揮。利尿作用のあるグレープフルーツなどの精油は、ごく少量(スプーン1杯=約5ccに対して2~3滴程度)をキャリアオイル(アロマショップなどで販売されている、希釈用の専用オイル)に混ぜてマッサージオイルにすれば、むくみの改善などにも。
Q
子どもや妊婦は使わないほうがいい?
A
精油は芳香成分が凝縮されたもの。大変刺激が強いので、子どもに使う場合は3歳以上を目安に。ラベンダーやカモミールなど刺激が少なく、子どもが好む精油からゆっくり少量ずつ試して様子をみましょう。また妊娠中は避けたほうがいい精油と、安定期以降なら試してもOKなものがあります。アロマポットで焚く方法なら、どんな精油でも使ってOKです。風邪の予防やメンタルケアも兼ねて上手に楽しんでくださいね。
Q
精油を飲むといった療法もあるのですか?
A
海外の一部ではそういった療法もあるようですが、素人が行うのは危険。精油は飲用しない、また肌にも直接付けないのが基本です。肌につける場合は、キャリアオイルで希釈するなど、薄めるのが基本。もし精油が肌についてしまったら、キャリアオイルか食用油などで拭き取りましょう。
Q
どうしても好きになれない香りがあります
A
本などで「効用あり」とされていても、香りが「好きになれない」場合は、特に心理的な効果が半減してしまうので、選ばなくてOK。逆にとても惹かれる香りがあるときは、それが自分の必要としている精油です。また、例えば同じ「ラベンダー」でも、メーカーや産地によって香りは大きく異なります。専門店でたくさんのものを試すなどして、より自分向きの1本と出合ってくださいね。
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