本誌連動企画

子どもも喜ぶ ママが焼くはじめてのパン

本誌の巻頭特集でご登場いただいた太田有羽子さんは、パン教室の先生。そこで、今回は、パン作りに初めて挑戦するママ向けに、白神こだま酵母を使った簡単パンレシピを教えていただきました。レシピ紹介の最後には、太田さんが白神こだま酵母にこだわる理由もご紹介しています。


レシピ 写真|太田有羽子
東京 八王子で白神こだま酵母を使ったパン教室「Maman Reve ~小さなパン工房~ 」を主宰。
http://www.geocities.jp/maman_reve/

■シンプル生地のアレンジパン アイデア次第でオリジナルのアレンジパンに あんぱん フォカッチャ プチパン

シンプルな生地だから、いろいろなアレンジが楽しめます。今回は同じ生地から、あんぱん、プチパン、フォカッチャを作ってみました。たくさんの量をオーブンで一度に焼けない場合は、フォカッチャのような発酵時間が短いものを組み合わせれば、オーブンが有効に使えます。

材料(あんぱん4個 プチパン2個 フォカッチャ4個分)
●強力粉 300g
●砂糖 15g
●塩 4g
●白神こだま酵母 6g
●吸水(35℃のぬるま湯) 204g
<あんぱん>
●粒あん 160g
●黒ごま 適宜
<フォカッチャ>
●ウィンナー(2cmの厚さに切る) 2本
●プチトマト(半分に切る) 2個
●枝豆(茹でておく) 8粒
●オリーブオイル 適宜
●塩・こしょう 適宜
●ローズマリー お好みで

※太田さんの使った強力粉は「はるゆたかブレンド」、砂糖はてんさい糖。

作り方
  1. 白神こだま酵母に酵母の2~3倍量のぬるま湯を入れて溶かしておく(吸水分から)。
  2. ボウルに強力粉 砂糖 塩を入れ、空気を含ませるようにサラサラと均一になるように混ぜる。
  3. 2に1と残りの吸水を入れて、ひと固まりにまとめる。
  4. テーブルやこね台などに3を取り出し、5分くらいこねる。
  5. 表面をきれいに張り、乾燥を防ぐために上からボウルをかぶせて5分間、生地を休ませる。
  6. 5の生地を軽くなじませながら表面を張りなおし、ボウルに入れて絞ったふきんをかぶせて30℃で約1時間発酵させる。(指に粉をつけ膨らんだ生地に差し込み、あとが残るようなら1次発酵完了)
  7. 6の生地を10個に分割し、表面を張るように丸めてふきんをかぶせて10~15分休ませる(ベンチタイム)。
  8. 【フォカッチャ】4個を麺棒で手のひらサイズに伸ばして、オーブンシートを敷いた天板に並べ、30℃で20~30分2次発酵させる。
  9. 【プチパン】2個は軽くガスを抜き丸めなおす。
  10. 【あんぱん】残りの4個は粒あんを包む。
  11. 9【プチパン】と10【あんぱん】をオーブンシートを敷いた天板に並べ、30℃で50~60分2次発酵させる。
  12. 8【フォカッチャ】の生地の表面にオリーブオイルを塗り、2個にウインナー プチトマト、枝豆などを押しつけるように乗せ、残りの2個には指でランダムに穴をあけ、4個ともに塩 こしょうを振る。
  13. 12【フォカッチャ】を200℃に余熱したオーブンで10分くらい焼成する。具をのせないフォカッチャにお好みでローズマリーを飾る。
  14. 9【プチパン】の生地に霧を吹き、強力粉を茶こしなどで薄く振りかけ、ナイフなどでクープ(切り込み)を入れる。
  15. 10【あんぱん】は、霧を吹いて黒ごまを乗せる。
  16. 14【プチパン】15【あんぱん】は、180℃に余熱したオーブンで12~15分焼成する。
※温度や発酵時間などは目安としてください。
※白神こだま酵母の場合、ドライイーストと同じように40~45℃で発酵させると失敗のもとになりがちなので、30~35℃で発酵してください。

■ほんのりメープルブレッド  ふんわりやさしい甘みが おいしいパン

材料(6個分)
●強力粉 180g
●全粒粉 20g
●塩 3g
●メープルシロップ 40g
●バター(無塩) 10g
●吸水(ぬるま湯35℃) 114g
●白神こだま酵母 4g

作り方
  1. 白神こだま酵母に酵母の2~3倍量のぬるま湯を入れて溶かしておく(吸水分から)。
  2. ボウルに強力粉 全粒粉 塩を入れ、空気を含ませるようにサラサラと均一に混ぜる。
  3. 2に1とメープルシロップ、残りの吸水を入れてひと固まりにまとめる。
  4. テーブルやこね台などに取り出し、5分くらいこねる。
  5. 4の生地にバターを練りこみ、さらに3分くらいこねる。
  6. 5の表面をきれいに張って、乾燥を防ぐためにボウルをかぶせて5分間生地を休ませる。
  7. 6の生地を軽くなじませながら表面を張りなおし、ボウルに入れて絞ったふきんをかぶせて30℃で50分~1時間発酵させる。(指に粉をつけ膨らんだ生地に差し込み、あとが残るようなら1次発酵完了。)
  8. 7の生地を6個に分割し、表面を張るように丸めてふきんをかぶせて10~15分休ませる(ベンチタイム)。
  9. ベンチタイムが終わった生地は軽くガスを抜いて丸めなおす。オーブンシートを敷いた天板に並べ、30℃で50~60分2次発酵させる。
  10. 180℃に余熱しておいたオーブンに入れて、12~15分焼成する。
※温度や発酵時間などは目安としてください。
※白神こだま酵母の場合、ドライイーストと同じように40~45℃で発酵させると失敗のもとになりがちなので、30~35℃で発酵してください。

「白神こだま酵母」でおいしく手軽にパン作り

●「白神こだま酵母」って?

 白神こだま酵母とは、秋田県と青森県にまたがる世界自然遺産『白神山地』の腐葉土から分離、選抜された野生の製パン用酵母のこと。約500株の中から、発酵力、増殖力、香り、保存性などから選び抜かれた一株が「白神こだま酵母」なのです。
 天然酵母で必須だった種起こしが不要です。発酵力が強く、2時間半から3時間でパンが焼けるうえ、冷凍生地からのパン作りも可能。国産小麦との相性がよく、ふっくらとやわらかいパンが焼けます。

●太田さんが「白神こだま酵母」にこだわる理由は?

 パン作りを始めた頃、やはり「白神こだま酵母」でパンを作っているパン屋さんに出会って、そのおいしさに感動。そのパン屋さんのパン教室にせっせと通って、白神こだま酵母にすっかりはまってしまいました。
 その魅力はなんといっても、面倒で時間のかかる種起こしをしなくてよいということ。そのおかげで、パンを焼く手間がぐんと簡単になります。そして、やっぱり焼きあがったときのおいしさは格別です。ほんのり甘い香りがなんともいえません。

※参考『白神こだま酵母でパンを焼く』(大塚せつ子著/農文協出版) 白神こだま酵母