本誌連動企画

書き込み式「理想の家計バランス」表 付き 畠中雅子さんに聞く 家計管理の基礎知識


はたなか・まさこ
ファイナンシャル・プランナー(CFP®)。新聞、雑誌、ウェブサイトでの連載、講演等で幅広く活躍。主婦・母親の視点を大切にしたプランニングが支持を集めている。『教育貧民』(宝島社)『お金のきほん』(オレンジページ)『お金に愛される女、愛されない女』(PHP研究所)ほか著書多数。「子どもにかけるお金を考える会」発起人。
http://moneychild.cocolog-nifty.com/blog/

よくある疑問1 「夫婦のおこづかいの適正額は?」

 本誌でも見たように、家計の理想形は「1つの財布」。夫と妻の月の収入を1つにまとめた金額を「今月の総予算」とします。
 その総予算から、おこづかいに充てていい金額は10%。手取りの月収が30万円の家庭なら3万円/月。夫2万5000円、妻5000円とするのか、夫2万円、妻1万円とするのかは、妻の就業状況などによって割合を決めましょう。
 夫のランチ代や仕事で着るスーツは、どうしても必要なもの。ランチ代は1食あたりいくらと決めて「食費」から別に渡す、スーツや靴はボーナスから「被服費」として予算枠を作るなど、別枠として考えましょう。
 そのほかにも、職場の歓送迎会の費用は「交際費」にするなど、「どこまでがおこづかいの範囲か」を含めて無理のない決め方をするのが、長続きのコツです。
 特に子どものいる家庭は、教育費でどんどんお金が出て行ってしまう高校~大学生の時期に備えて、限られた予算の中で、お金を有効利用ができる体質を作っていきましょう。
 おこづかいも含めた家計のバランスは、下からわが家に一番近いものをクリックしてバランスを参考にしてください。

家族構成別 わが家の場合をチェック! 家計バランス表 計算 畠中雅子先生

わが家に一番近い家族構成のものをクリック。「理想の家計費内訳」が出てきます。
プリントアウトするなどして、わが家の場合を書き入れてみましょう。エクセルをお持ちの方は、この表に直接数字を入力できます。
※「会社員の場合」で計算しています。自営業の家庭は、貯蓄額が+3~5%にできるよう、全体を調整してみてください。
<我が家に近いものをクリック>
子どもがいない
エクセル版  ・PDF版
 
入園前の子どもが1人いる
エクセル版  ・PDF版
入園前の子どもが2人以上いる
エクセル版  ・PDF版
保育園の子どもが1人いる
エクセル版  ・PDF版
保育園の子どもが2人以上いる
エクセル版  ・PDF版
幼稚園の子どもが1人いる
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幼稚園の子どもが2人以上いる
エクセル版  ・PDF版
小学校の子どもが1人いる
エクセル版  ・PDF版
小学校の子どもが2人以上いる
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中学校の子どもが1人いる
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中学校の子どもが2人以上いる
エクセル版  ・PDF版

よくある疑問2 「妻と夫どちらがマネー管理すべき?」

 上でみたように、手取り月収=総予算が分かり、さらに、わが家にあてはまる「家計バランス表」でだいたいの配分が分かれば、あとはそれに従ってマネー管理をするだけ。夫婦の得意なほうが分担して「今月はおこづかい、食費ともに予算内。よくできました!」などと“報告会”を持ってもいいですね。
 この方法の良いところは、夫婦が家計の情報を共有しているので、大きな買い物のプランを立てる、子どもをあと何人持つかというライフプランも立てやすいということ。お金にこだわりの少ない、仲のいい夫婦ならすぐに移行できそうです。
 夫、あるいは夫婦のそれぞれが給与から決めた金額を家計に出し、それを「総予算」としている家庭もありますが、その方法では「家計に出した残りは自由に使っていい」という意識が抜けず、結果として無駄な出費が多くなりがちです。この方式を何年も続けてきた場合や、性格的にプライドの高い夫に「意識改革」を求めるのは難しいかもしれませんが、マイホームや大きな買い物、子どもが生まれる、などを機に「1つの財布」プランを持ちかけてもいいでしょう。
 お金の話を「面倒なこと」と思わずに、夫婦の、家族のイベントとして楽しんでしまうーーそんなカップルが、マネー管理も貯蓄も得意になっていくのです。

よくある疑問3 「子どものお稽古ごとの適正予算は?」

 塾を含めた、子どものお稽古ごと。わが家にあてはまる「家計バランス表」の「子ども費」の割合を参考にしながら、特に小学生までは「月の総予算の10%以内」におさえるようにしましょう。
 子どもが自主的にやりたい、というもののほかに「仲のいい子どもに誘われて」といった、お付き合い的な面もあるので絞り込むのは難しいかもしれませんが、いずれかかる教育資金との対比で考えるなら、必要なのは教育資金のほう。
 特に子どもが就学前の早期教育は「親の自己満足」くらいに割り切ることも大切。子どもが成長して自分で進路を考えだしたときに経済的にサポートしてあげられるよう、将来のほうに目を向けてくださいね。