本誌連動企画

挑戦したい 自分でできるDIY

イラスト|コダシマ アコ
取材協力・資料提供|社団法人日本DIY協会 http://www.diy.or.jp/

フローリングの手入れ法
 「フローリング」は、下のイラストのように、天然の銘木をごく薄くスライスした“ツキ板”を、合板に貼りつけたものです。
 幅は約30cmの板ですから、表面からも継ぎ目が見えますよね。普段のお掃除で水拭きをすると、この継ぎ目から水が入り、やがて表面のツキ板がはがれてしま原因にも。ですから水拭きはあまりしないほうがいいでしょう。
 手入れは、ワックスを塗る方法とニスを塗る方法があります。ワックスは種類にもよりますが、4〜6カ月に1度、ニスは3〜4年に1度を目安にしましょう。今は、植物由来や、環境に配慮したものも増えています。
 なお床にワックスを塗る場合、樹脂分の少ないものは滑りやすいので、樹脂分を多く含んでいるものがいいでしょう。家具用ワックスは特に滑りやすく、転倒事故の原因となりますので床には塗らないで。ちなみに、家庭内でのスリップやつまずきなどによる転倒事故で毎年700人以上の方が亡くなっているそうですから、要注意です。
ニス塗り、ぞうきんがけのお掃除
 ワックス以外の手入れ方法として床用ニスを塗る方法があります。きれいなツヤが出ますし、継ぎ目はニスで埋まりますから、日常の手入れはぞうきんがけですますことができます。
 この方法なら滑る危険もありませんし、3〜4年に1度二スを塗るのですから、いつまでも床をきれいに保つことができます。
 床用二スの塗りかえ手順については表を参照してください。
 なおUV塗装およびセラミック塗装のフローリングには、塗ることができないニスもありますので、注意書きをよく見ましょう。手入れする床がUV塗装なのかセラミック塗装なのかわからない場合は住宅メーカー、施工業者などに聞きましょう。
アルミサッシ網戸の張り替え

 難しそうな網戸の張り替えも、ホームセンターなどで市販されている専用のローラーを使えば簡単にできます。

1.古い網戸を取り除く

 網を固定しているのは、枠の押さえゴム(ビート)です。中桟のあるものはビスをゆるめて中桟をはずします。押さえゴムは、キリなどで溝から取り出し、ゆっくり、切れないように引き出していきます。全部取れたら、古い網を取り除きます。

2.新しい網と押さえゴムを用意する

 押さえゴムの入っていた溝のホコリを取り、新しい網を用意します。新しい網は、枠のまわりより少なくとも10cmほど大きいものを用意しましょう。
 押さえゴムは太さが数種類あるので現在ついているゴムの太さに合わせましょう。

3.押さえゴムをはめ込む

 押さえゴムは枠ひとまわりより少し長めのものを用意し、それを二等分します。
 まず、長辺(図の中の1)から始めます。最初に押さえローラーの尻の部分の突起で、ゴムと網を溝に押し込みます。
 網目を枠と平行になるように押さえ、ゴムをローラーで押し込んでいきます。レールの上を走らせるようにローラーを転がすとよいでしょう。
 枠のコーナーまできたら、反対側の長辺の下(図の中の2)の方から網を軽くひっぱり加減にしながら網を押さえゴムでとめていきます。コーナーまできたらローラーの突起でゴムを押さえ込み、コーナーをまわります。
 同様にして残りの短辺(図の中の3、4)を固定してください。網目と桟は平行になるようにします。

4.余分な網を切り取る

 押さえゴムを入れ終わったら、中桟のあるものは中桟をはめ、ビスで止めます。網を完全に固定したら、まわりの余分な網を切り取ってください。このとき、カッターは、進行方向にゴムのきわの枠に向けて当て、ぐるりと切れば完成します。

鉄部の塗り替え

 金属製、特に鉄でできている門扉やフェンス、手すりなどは、3〜5年で塗料がはがれ、変色したり、赤サビがでてきます。これをそのままにしておくとボロボロになってしまうので、気がついたら早めに塗りかえておきましよう。

1.はがれかかっている塗膜やサビを落とす

 古い塗膜がはがれかかっているところがあれば、金べラやワイヤーブラシではがします。またサビの出ているところも広い範囲にわたってよく落とします。
 残っている塗膜とサビた部分に段差ができているようなときには80番くらいのサンドペーパーでよくみがき、できるだけ平らにしておきましょう。
 サビが落とし切れないときはタンニン酸の防錆剤を塗り、サビを防錆皮膜に変えてしまうのも一つの方法です。

2.サビ止め塗料で下塗りする

 サビを落とした部分は、サビ止め塗料で下塗りします。これを塗っておくと塗料のもちが違います。

3.「鉄部用」の表示のある塗料を使う

 下塗りが乾いたら、「鉄部用」と表示のある水性ツヤあり塗料、建物用、多目的塗料を塗ります。

4.スジ力イバケでていねいに塗る

 塗るときは、イラストのようなスジ力イバケでていねいに塗ります。塗りにくい隅の部分を塗っておくと作業がしやすくなります。一度に厚塗りするとシワができたりするので薄めに2回塗りするのがコツです。

柱や長押(なげし)をきれいに

 古くなってきた柱や長押は、従来は「アク洗い」という、水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)で洗う方法がとられていました。でも専門家でないと難しい方法ですし、手も荒れます。現在では家庭用として、白木用の漂白クリーナーを使ってきれいにすることができます。最近では、環境に配慮した製品も増えています。

白木用漂白クリーナーの使い方

 まず住まいの洗剤をぬるま湯に入れ、絞ったそうきんで柱をよく拭きとります。何度かゆすぎながら拭き、柱表面の手アカ、その他の落ちる汚れをよく落としておきます。
 漂白クリーナーは液剤と粉剤がセットされていますから、説明書に従って混合し、付属のハケで柱に塗ってから付属のブラシでこすります(イラスト参照)。そのあと、硬く絞ったぞうきんで拭き取ります。
 さらに混合液をもう一度塗りつけて10〜15分ぐらいおいてから軽く拭きとっておきます。これを繰りかえしながら作業をすすめてください。

 柱にしみ込んだ漂白剤が作用しているので、作業の直後よりも、すっかり乾いた翌日のほうがきれいになっています。

玄関の白木の柱もきれいに

  白木用の漂白クリーナーは室内の柱や長押だけでなく、塗装されていない白木の家具や玄関の白木の柱などにも使えます。汚れてきたらそのままにしておかず、白木用の漂白用クリーナーできれいにしてみましょう。
 また、塗装されていない床や廊下、障子の桟にも効果があります。