本誌連動企画

花粉症のシーズン!エコマム読者の34.8%が花粉症 正しい対処法でつらい季節を乗り切りましょう。

  今年もつらいシーズンがやってきました。2005年の秋号で読者アンケートを実施したところ、読者自身が花粉症の人は34.8%、疑わしい症状のある人は21.2%と、実に読者の過半数(56%)が花粉症または花粉症に近い症状を有していることがわかりました。
また、子どもが花粉症の人は、13%、疑わしい人は、23.3%と、お子さんの36.3%が花粉症の可能性があるという実態が明らかになりました。

2005年秋号(10月20日集計)調査  有効回答数 5886件


Q..花粉症についてどんな対策をとっているか

ドクターから花粉症のシーズンを乗り切るためのアドバイス
読者が考える「花粉症対策」。これらが正しい対処法なのか、またどの程度効果があるのか、そして気をつけるポイントは何か。これらの疑問に東京歯科大大学市川総合病院耳鼻咽喉科部長 中島庸也先生に答えていただきました。

花粉症お役立ちサイト・リンク集

1. マスク、めがねをかける
花粉症の時期でも主婦は大忙しです。買い物や子どもの用事など、全く外出しないということはできません。花粉は主に鼻、口、目から侵入し、それらの周辺で症状を引き起こします。ですからどうしても外出しなくてはならない時、「マスクやめがねをかける」ことは有効な対策です。花粉を寄せつけないという工夫という点からは、「帽子をかぶる」、「外出から帰ったら花粉を落とし家の中に入れない」、「家に帰ったらうがいと手洗いをする」ことも対策として加えるべきでしょう。最近では、花粉除去のスプレーなどが市販されており、玄関で衣服に噴霧することも有効です。

2. 花粉症にいいといわれた食品をとる
花粉症はアレルギーの病気です。アレルギーに負けないという観点からは、
もともと人間の持っている免疫力を高めることが花粉症対策の基本となります。食生活の改善を考えると、第一に免疫力を低下させる食品添加物の多いものは避ける。第二に免疫力を高める、ポリフェノールを含んだお茶(甜茶など)、青魚やキノコ類、乳酸菌飲料などを摂ることが効果的でしょう。
3. 薬は、抗アレルギー薬、抗ヒスタミン薬とステロイド薬
医師が花粉症への処方薬として多く用いるのは、内服薬(飲み薬)で抗アレルギー薬と抗ヒスタミン薬。外用薬(塗り薬)で抗アレルギー薬とステロイド薬です。まず、抗アレルギー薬とは化学伝達物質遊離抑制薬と呼ばれ、花粉症が発症する際に働く肥満細胞などから、主にかゆみを引き起こすヒスタミンなどの化学物質が遊離することを抑えます。抗アレルギー薬には花粉症の重症化を防ぐ予防的な効果もあり、多くの耳鼻科専門医は花粉の飛散が始まる前から患者さんに抗アレルギー薬の服用を奨めます。次に抗ヒスタミン薬は、ヒスタミンが働いて花粉症の症状が出るのを抑える働きがあります。この薬は抗アレルギー薬に比べて即効性があり、症状を抑える薬です。但し眠気やのどの乾燥を起こす副作用もあるので、服用のタイミングに気をつけ、また長期に及ぶ服用は避けたいものです。花粉症薬として市販されている薬のほとんどはこの抗ヒスタミン薬です。3つ目のステロイド薬は、その中身が副腎皮質ホルモン(ステロイドホルモン)で、多くは点鼻薬として用いられます。局所的に働きかゆみや腫れを抑えますが、長期に使用すると鼻の粘膜が乾燥したり鼻出血が起こりやすくなることがあります。

4. 予防として心がけたいこと
花粉症は花粉が体に付着したり、花粉を吸うことから引き起こされます。ですから花粉の飛散が始まったら、できるだけ花粉を避ける工夫が必要です。また花粉シーズンには体調を崩さないように普段にも増して規則正しい生活をおくり、風邪をひかないように気をつける。そして症状が出たら、薬を服用して症状の緩和を行なう。さらには重症の患者さんでも約3か月間の飛散時期が終わると自然と花粉症の症状はなくなりますから、花粉症そのものがストレスとならないよう心がけることが大切です。

花粉症お役立ちサイト・リンク集
花粉症患者の増加に伴って、インターネット上でもさまざまなWEBサイトが展開されています。
読者のお役立ちサイトを紹介します。
花粉症ナビ 協和発酵のHP。2006年の花粉飛散予測。河合薫気象予報士の花粉週間予報。花粉症の基礎知識などがコンパクトにまとめられている。
慈恵医大耳鼻咽喉科の
花粉症ページ
まさに花粉症に関するポータル(玄関)サイト。トップページは各サイトへのリンクページになっており、キーワードから花粉症に関する知りたい項目が選べる。特に「花粉症FAQ」は耳鼻咽喉科で花粉症の専門医による書き下ろし。
集まれ花粉症の仲間たち 掲示板、チャット・ページ等で、花粉症の患者さんたちが気軽に情報交換するサイト。コンテンツの花粉症ランキング2006では、病院の処方薬、民間療法、お助けグッズに関する
実際的な情報が入手できる。
環境省花粉情報サイト 花粉飛散に関する精緻な情報が入手できる。「環境省花粉観測システム(愛称:はなこさん)」では、花粉の飛散状況をリアルタイムで地図上、グラフと表で見ることができる。
医薬品メーカー・三共の
花粉症サイト
花粉の飛散情報などは前述のサイトと同様だが、花粉症を引き起こすアレルギーについての記述が特色。「植物による接触性皮膚炎」、「食物によるアレルギー」などは一読の価値有り
@nifty花粉情報 ニフティの花粉症サイト。花粉飛散情報、花粉症Q&A、花粉症対策などをテーマとしたコラムがコンパクトにまとめられている。この中の花粉症日常対策のコラムでは、「気分を変えて花粉症を忘れて」、「家事のポイント」などのタイトルがあり、花粉飛散時期の生活の工夫が学べる。
花粉症対策特集 花粉症対策特集‘06のタイトルのbiglobeのサイト。花粉症の基礎知識、対策などは
他のサイトと変わらないが、「花粉症と闘う東洋医学のチカラ」、「花粉に負けない~食生活の改善」などのページは出色。