今週のコラム パパ社長、カナガキの絵本のある暮らし

1月9日 UP DATE

第16回 どうしてもオススメしておきたい絵本たち


 昨年6月から続けさせていただいたこのコラムですが、今回で最終回となります。

 絵本の魅力を少しでもお伝えできればと思って毎回、色々な絵本のことを書いてきましたが、最後に、「これぞ絵本の醍醐味」とぼくがオススメしたい作品を紹介したいと思います。

♪タイミングによっていろんな感じ方

 「ぼくを探しに」(講談社)は、シンプルな線で描かれた、一部分が欠けたまるくんが、欠けた部分を探す「自分探しの旅」にでかけるお話。ついにぴったりのかけらに出会って、ハッピーエンドと思いきや…。幸せではあるんだけど、何かが足りない。そう感じている方にオススメ。読む人により、そして読むタイミングにより、いろいろな感じ方ができます。 「ぼくを探しに」(講談社)
 「どんなにきみがすきだかあててごらん」(評論社)は、チビウサギとデカウサギが、相手のことを「どれくらい好きか」を競い合うお話です。何度も繰り返し「すき」という言葉が出てきて、こっぱずかしいくらい。日頃は好きだと思っていても、現実にはなかなか口にする機会はありません。親子でも、夫婦でも、恋人でも、好きな人がいるってこんなに幸せなことなんだと思える絵本です。 「どんなにきみがすきだかあててごらん」(評論社)
 「わたしとあそんで」(福音館書店)は、人付き合いに悩んでいる大人と子どもにオススメしたい名作。女の子が虫や動物と遊びたくて、近寄っていくと逃げられてしまいますが、じっとしていると…。なんともいえずゆったりぽかぽかとした空気が流れています。日常に疲れたとき、ゆっくりとこの絵本を開いてみてください。 「わたしとあそんで」(福音館書店)

♪上質なラブストーリー「100万回生きたねこ」

 満を持してご紹介するのが、「100万回生きたねこ」(講談社)。100万回も死んで、100万回生きても泣いたことがなかったねこが、1匹のねこに魅せられます。初めて愛することを知ったねこは愛する者を失って、初めて涙を流す、上質なラブストーリー。ストーリーは知っていても、ご夫婦で改めて読んでみると、新しい気持ちなれるかもしれません。

「100万回生きたねこ」(講談社)

 子どものころ、思春期、大人になってから、親になってから、と人生の節目節目で何度読んでも、その時々で感じるものがある。これこそが、絵本の最大の魅力だと思います。

 少しでも、絵本を通じて「幸せな時間」を過ごすお役に立てたとしたら嬉しく思います。
またどこかでお会いしましょう。ご愛読ありがとうございました!


注:絵本のより詳しい情報は、画像をクリックすれば見られます。
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