
「金持ち父さん貧乏父さん」(ロバート・キヨサキ他著 筑摩書房)という本を読んだ。2000年が初版で2001年には22刷になっているから、すごく売れている本らしい。
かつて書店で見かけたときには「こんなふうにすればお金持ちになれるのに、こんなふうだからお金持ちになれない、ダメな稼ぎ手」について書いてあるような先入観が邪魔をして手に取る気になれなかった。「金持ち父さん」の話を聞いてうらやましい気分を味わうのも嫌だったのかもしれない。そして、何よりも「お金」について正面から書いてあるものを読もうなんていうのは、浅ましいのではないか、という感じもあった。
けれども、お金についてキチンと考えることは、とても大事なことだ。私利私欲に溺れるとか、いつも金勘定をしているとかではなく、お金についてどのようなスタンスを持つかということについては、知っていてよいことだと思った。上の子ども(4年生)がお金について関心を持ってきていることや将来の職業選択といったこととも関連する。
久しぶりに出た同窓会でファイナンシャルプランナーとして活躍中だという同窓生の「お金の花道」というサイトに刺激されたというのもひとつの理由かもしれない。
そんなときに読んだ本なのだけれど、お金についてのスタンスが書いてあって面白かった。私のような自営業は、収入を増やそうとすればするほど忙しくなる。知り合いの女性社長が「どうして社長なのにこんなことまでやらなくちゃいけないんだろう」とつぶやいていたのを知っている。
子どもとの時間はなくなるし、気分の余裕も低下する。仕事は好きだけれど、ボーっとする時間や旅行、子どもと遊ぶ時間もいっぱい欲しい。仕事をすることやお金を稼ぐには好きなことを後回しにするしかないのだろうか。どうして、こんなことになるんだろう? と思っていたところに答えが来た感じだった。(だからといって、著者お勧めの方法にすぐに乗り換えられるわけではないのだけれど)
お金についての教育は受けてないな、とつくづく思う。親からは「お金のことを話題にするなんて」とお金=悪 といった感じが伝わってきている。いくらで買ったか、どこで買ったかを話題にすることすら、「品がないこと」として退けられてきた。
そういえば、そもそもお金を稼ぐなど、ちゃんとした家の婦女子のすることじゃない、みたいな雰囲気も現在70代になる母親世代にはあったようだ。となると、現代のようにお金を手にするようになった女たちというのは画期的な状況なのかもしれない。親世代からみたら、多分、夫と別会計だという我が家のことは理解不能に違いない。
図書館に行って子どものコーナーに行ったら、結構、お金教育の本、ありました。高学年向けだけれど「子どもに教えたいお金の話」(エードリアン・G・バーグ他著 PHP)、「経済は地球をまわる」(浜 矩子著 筑摩書房)、「週間こどもニュース 1.お金ってなんだろう?」(池上 彰著 汐文社)などなど。どれも読んでみると「そ~か~。な~るほど」と学ぶことの多い内容。いかにお金について、真正面から考えたことがないかがはっきりする。
どこで聞いてきたか上の子が「お金は貯め過ぎるとよくないって言うから、ちょっと使おうかな」だって。お年玉をがっちり貯めていたらしいのだが、出かけた先でビーズ525円とノート210円を買っていました。
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