今週のコラム
住宅ライターふにわらさんの 子育て家族のおうちケア

2012年1月31日 UP DATE

第21回 おふとんかぶって下さいな!

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 ふにわら家の寝室、午前0時。

 小さなライトの下、でっかいの(9歳長女)、中っくらいの(5歳次女)、ちびっちゃいの(1歳三女)が、三人。童話の『三匹のクマ』よろしくふとんの上に、ころころりん、ふかーくふかーく眠っています。毎晩見ているのに、ほほほと笑ってしまうかわいい光景です。

 でも、かわいい中にも問題が……というのは、誰一人として、ふとん、かぶってないんです。真冬なのに! 寝相が悪過ぎる!!!

 嘆息。だから親は寝る前に娘たちを「よっこらしょっ」と移動させ、毛布やふとんをかぶせ、おのおのの寝場所を確保するのが習いになっています。その作業は日に日に重ーくなり、ぐんにゃり伸びた娘たちの体長にギョッとする毎日なのです。

♪寝ている時間も気が抜けない!

 わが家では一家5人が全員同じ部屋で眠っています。寝室は家具のない6畳の和室。この部屋の隅から隅まで、みっしりと敷ふとんを敷き詰め、毛布や掛けふとんを各所に常備。誰か専用のふとんや枕はなく、寝る場所もなんとなく日替わり。ただ、1歳三女の夜間授乳と「安全」のために、この子だけは「端っこ、お母さんの隣り」という不文律があります。

 安全。そう……ふにわら家には、危険人物が約1名いるのです。それは9歳長女。彼女の無意識下での蹴りの破壊力といったら、寝室の襖を数限りなく蹴って外したことからも明らか。

 小3にして身長143センチ、体重34キロの長女の隣りには、身長180センチで80キロ近い巨漢(?)の父親を配して尚「うわあ!」という痛みの叫びが……。ああ、恐ろしい……。

 このムエタイ顔負けの「蹴り」の被害に遭わせないよう、「お父さんバリケード」の先に小柄な5歳児を配し、その隣りに母その先に1歳児。と、安全面からの要請によって、まあだいたいの並びは決まっています。

 とはいえ、この小柄だったはずの5歳児も日に日に成長している昨今、この子に蹴られた肋骨やみぞおちの痛みが残っている母も満身創痍。加えて1歳児までもがいっちょうまえにお母さんを寝ながらケリケリしてくれます。親は、寝ている時間とは言え気が抜けないのです。

♪「ふとん蹴っちゃう」問題やいかに

 この悩ましい「寝相が悪い」「おふとん蹴っちゃう」問題、実は私も夫も子ども時代にさんざんやってきていること。もう親たちの嘆きを、どれほど聞かされてきたことでしょう?

 また決して私たち夫婦だけの所行ではないようで、とある知人は子どもの頃、冬は毎晩ふとんの上から紐でぐるぐる巻きにされていたそう!

 親御さんも必死だったのでしょうね。ぐるぐる巻きたくなる気持ち、すごく分かるんです。

 さて、ふにわら家では、これまで様々な方法でこの「真冬におふとん蹴っちゃう問題」に対処すべく、試行錯誤を行ってきました。寝袋につっこんだこともあります。「着る毛布」を着せたこともあります。いっそ何もかぶらなくてもいいように、充分な防寒対策を講じてそのまま放置したこともあります。

 その結果……子どもたちは、眠っている間に身体が熱くなることを、本当に嫌うことが分かりました。まず、寝袋に入れておいたら真っ赤な顔をして泣きわめき、寝袋から畳の上にはい出し、身体がじゅうぶんに冷たくなるや、落ち着いて眠り出した次女。着せても着せても「着る毛布」を眠りながら脱いでしまう長女。せっかく防寒させて寝せたのに、早々に肝の靴下を脱いでしまい、明け方つめたーい足で眠っていた三女……。

 冷たくなって風邪をひくこともないわけじゃありません。ただ、「眠っている間に体温が上がること」は、子どもの生命維持上、あまりよろしくない(SIDSの主原因という説もあるほど)ということもその後になって知りました。

 うーん。そうすると、「おふとんを蹴ってしまうこと」って、もしかすると子どもの生命維持本能のなせるわざなのかも。

 でも、今朝も私の脇でヒンヤリ冷えていた娘たち……あ~あ~。みなさんのおうちでは、どうやって眠っていますか? そしておふとん蹴っちゃう問題、やっぱり、ありますか?


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