明けましておめでとうございます。2009年がどのような年になるのか楽しみでもあり、また、不景気な世の中で心配でもあります。せめて子どもたちにとって幸せな出来事がいっぱいあるように願っています。
さて、今年最初で、そして私にとっては最後のコラムとなります。最後に何を書こうか、いろいろ考えましたが、一番伝えたいことを書かせていただきます。
食育においても、そしてすべてにおいて子どもたちにとってとても大切な存在は我々親であるということを改めて申し上げたいと思います。
私たち親がしっかりと子育てすることが何より大切なことなのです。保育園や学校も子どもたちの教育には欠かせませんが、子どもの立場から見たら、かけがえのない存在は、私たち親なのです。
クリスマスの教室では、お母様をおもてなししてクリスマスディナーを子どもたちが作るということを毎年していますが、どのお子さんもお母様のために料理を作る姿は、それはそれは真剣で一生懸命です。
お母様がいらして席につき、「おいしい」の一言を聞いた子どもたちのうれしそうな笑顔は、本当に見ていて心が熱くなります。料理中は、真冬にもかかわらず子どもたちの熱気で暑いぐらいです。
それほど真剣に大好きなお母様のために子どもたちは料理を作ります。子どもたちから発せられる愛情あふれる元気玉を、そばにいる私は、毎年このクリスマスの教室で感じます。日々の生活では、時に忘れてしまいますが、子どもたちにとって私たち親は大切な存在なのです。
ですから私たち親の方も、できるだけそれに応えてあげてほしいと思います。何かをとってくれたなら「ありがとう」と言ってあげて下さい。
些細なことでも、いっぱいいっぱいほめてあげて下さい。「偉いね」「頑張ったわね」「スゴイわね」そして子どもが心細い時「大丈夫!」と励ましてあげて下さい。小さいお子さんをお持ちの方は、いっぱいいっぱいなでてあげて下さい。
そんなことができるのも今だけです。今しかない親の特権です。我が家では毎晩子どもたちが寝る時にしていた儀式がありました。子どもたちの頭をなでるのです。
「今日も1日がんばって偉かったね」と。何が偉かったのか…よく分かりませんが、今日も1日元気に過ごせたことがエライ!! そんな感じです。
これは思いのほかいろいろなよい効果がありました。ちょっと親子けんかをしていても子どもたちの方から頭だけは、寝る前にちょこんと下げてなでてもらいにやってきました。
1日の最後をほめられて終わることは、きっと何よりの安定剤になったのではないでしょうか。学校でたとえほめられなくとも、親がしっかりほめてあげれば子どもは報われ満足します。
子どもたちが一番ほしいのは先生からのほめ言葉より、お父さん、お母さんからの「スゴイ」「上手」「よくがんばった」なのだと教室の子どもたちの会話からいつも感じています。これは高校生になっても同じです。
そして、これだけは譲れないということは、しっかり話して聞かせることです。してはいけないことに対しては、例外なく「ダメ」で通して下さい。
私たちは親であって友達ではありません。なめられてはいけないのです。あくまで子どもたちを守り、育み、育てるのが私たちの役目です。
子どもに危険が及ぶことや、人としての品格に関わることには私は譲りません。それは子どもが小さなうちは分からなくとも、中学生、高校生となるにつれ、しっかり理解します。ブレたり例外を作るとかえって難しい状況になってしまいます。
そして最後に、ほめたり、励ましたり、なぐさめたり、これらは子どもたちと一緒に食事を通して出来ることなのです。どうぞ毎日の食事の時間を大切にして下さい。
忙しいからこそ1日1回でいいのです。両親がそろわなくともお母様だけでも、朝ご飯でも、お夕食でも、おやつの時間でもいいと思います。1日1回の20分で十分です。子どもと楽しく食事をしながら会話を楽しんでほしいと思います。
子どもの姿を見て下さい。子どもたちにとってのマナーも教養もほとんどすべてが、この時間に吸収されるものなのです。
もう一つ、お伝えしたいことがありました。昨日出来なかったことはくよくよしない。子育てでの罪悪感は、何の役にも立たなかったと私は実感しています。
それより「今日からダイエット」ではありませんが、「今日から」「今から」のスイッチ切り替えが大事です。罪悪感などなしにして毎日リセットされた気持ちで、今年も1年子育て頑張りましょう!!
それでは皆様、2年間お読みいただきありがとうございました。お元気でごきげんよう。
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