今週のコラム クッキングプロデューサーケケタンの愛と食育のテーブル

12月19日 UP DATE

第45回 出会う人すべてに意味がある


 早いもので今年最後のコラムとなりました。

 私は、お陰様で、新しいことにいくつかチャレンジすることができ、充実した一年でした。年頭にエコに気をつけたいと書きましたが、この一年、ものの大切さを痛感する年であったように思います。

 また今年は講演や講義、本の出版や、ラジオ、テレビ出演、雑誌の撮影など多くの方とお仕事をする機会に恵まれ、人とのご縁を大切に思いました。

専業主婦として過ごした時期も、そして仕事をするようになった今も、やはり人との出会い、つながりがすべてにおいて大切だと感じています。

♪誰しも悩むこどもの友人関係

 これは子どもたちの世界にも言えることです。子どもたちにとってお友だちはとても大切です。子どもたちが小さい頃、わが子にピッタリ合ったお友だちになかなか巡り合えない!と悩むことも多々ありました。

 これはお母様の誰しもが感じたことがあることかと思います。お母様方のご相談の中にも、お子さんの友人関係についてのご相談が多くあります。

 子供の場合、クラスが一緒で離れたくとも離れられないなど、親が気をもんでもどうにもならない環境のことも多いことでしょう。

 身の安全は何より大切ですが、危害が加えられる場合を除いては、多少仲が悪くとも、また少々意地悪な場合でも、お子さんを応援しつつ見守ることも大切と、子どもたちが大きくなった今となっては思っています。

♪時期によってかわる友だち関係

 子どもが高学年になった時、助けてくれたお友だちが、実はよく思い出してみたら、小学校1、2年生の時の天敵だったこともあります。

 中学生の時、一つ上の先輩が、息子に良からぬことを色々教えていて「うーーん」と思っていた子がいました。卒業するころ息子から、「不良の先輩にからまれそうになった時、あの先輩が気がついて、僕にけんかを振るふりをして助けてくれた」という話を聞き、本当に申し訳ないやら恥ずかしい気持ちでいっぱいになりました。息子に関わってくれるすべての友だちが何かを教えてくれて、息子が成長するためには大切な存在なのだと知り、感謝しました。

 たとえそれが、今は我が子に意地悪する子であったとしても、将来もっと強い相手が現われた時に、大きな味方になるのかもしれません。意地悪への対処の仕方を覚えることも必要です。何にも経験なく大人になってしまった方が心配です。

♪大人になる前に試練を乗り越える力を

 今なら本当に耐えられない時は、私たち親が支えて守ることができますが、それができるのはほんのわずかな間だけです。高校生、大学生と成人してしまったら私たちは何もしてあげられません。それまでにできることならいろいろな力をつけてあげるのが一番親として大切なのではないでしょうか。

 小さい頃にいろいろな経験をさせ、痛みを知っておくことは、「この試練を乗り越えられた」という自信につながり 後々大きな力となることでしょう。

 子どもに起きるいろいろな事柄、出会う人物は、きっとその子にとって意味あることなのです。親が一つ、一つ排除してしまったら、いざという時に何も残らなくなってしまいます。

 子ども本人が、大切に積み上げ、より良い関係を築く練習をさせてあげて下さい。子どものこととなると夢中になってしまいますが、一歩引いて、その子の未来を考えて大きな視野で物事を考える習慣をつけると子育てが案外ラクになります。

♪次回でお休みをいただきます

 食育とは少しかけ離れてしまいましたが、実は今回を含め後2回でお休みをいただきたいと思います。

 約2年間コラムを書かせていただき、私自身ずいぶん勉強になりました。そしてこの2年で、進みたい道、やりたいことがより明確となりました。人生に目的を持てることはとても幸せなことだと思います。あらためて感謝です。

 ではみな様、今年もあとわずかとなりましたが、どうぞ良い年末を、そして新年をお迎えください。

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